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羽生結弦の国民栄誉賞はなぜ?授賞理由や記念品を辞退した理由&批判コメントについても!

2018年6月1日、政府は羽生結弦選手への国民栄誉賞の授与を正式に発表しました。

そもそも3月2日に政府は羽生結弦選手への授与の方針を固めたと報道されていました。

なぜ、4ヶ月も正式発表が先延ばしされたのか?また、授与の理由や記念品辞退の理由についても解説します。

 

羽生結弦の国民栄誉賞授賞コメントに賞賛の声

羽生結弦選手は6月1日、国民栄誉賞授与に対し、日本スケート連盟を通じてコメントを発表しました。

コメントの中で羽生結弦選手は、自分が受賞できたのは自分の力だけではないことを語っています。

フィギュアスケート界の偉人への感謝、そして平昌五輪で多くの方々の素晴らしい活躍があったからこそ受賞できたのだと。

確かに平昌五輪では羽生結弦選手だけでなく多くの日本人選手、そして海外選手の活躍がありました。

五輪という素晴らしい祭典を代表して自分が賞をいただいたと羽生結弦選手は考えたと受け取れます。

さらに、被災された人々からの激励や思い、自分を1人の人間として育ててくれた全ての方々の思いがこの身に詰まっていることを実感し、その想いが受賞されたのだとコメントしています。

羽生結弦選手は、7月2日に行われた授与式では地元の伝統織物「仙台平」の袴姿で臨みました。

その神々しいと言っても過言ではない凜とした姿に心を奪われた人は少なくないのでは?

授与式でも「ここまで切り開いてくださった方がいる中で、代表として環境にも恵まれながら頂いた賞だと思う」とあくまでも謙虚に語っています。

羽生結弦選手のコメント力の素晴らしさ、その存在の大きさを改めて感じました。

正式発表が延びた理由 授賞を批判するメディアの主張

 

羽生結弦選手の国民栄誉賞が検討されていると発表されてから正式発表まで4ヶ月、異例の長さの理由について特に政府から発表はされていません。

国民栄誉賞はその賞を授与する相応しい人なのかを各界の有識者に尋ねますが、その中で「授与は慎重であるべきだ」という意見があったのではないかと言われています。

国民栄誉賞が検討されているという報道後、メディアでは「羽生結弦選手は国民栄誉賞を辞退すべきだ」と「彼は辞退するでしょう」などと辞退キャンペーンをはったのです。。

 

その理由として

①柔道の野村忠宏さん、競泳の北島康介さん、体操の内村航平さんを例に出し、五輪を連覇していてももらっていない人がいる。

②イチロー選手が、現役だという理由で2度辞退している。

③若くして受賞したら本人に負担がかかる。

④政府の人気取りに利用されている。

 

特に、辞退を推奨した番組は、ひとつのテレビ局に集中していました。

何かしらの圧力がかかり、演者は局側が用意した台本通りにコメントしたのかもしれません。

しかし、それは観ている側にとって違和感でしかありませんでした。

海外メディアが国民栄誉賞の受賞を報道し、賞賛したのに対し、国内のメディアが批判するのは悲しい限りです。

 

 

授賞理由は功績だけではない!記念品を辞退した理由は?

羽生結弦選手の国民栄誉賞の受賞理由は、何も五輪2連覇だけではないのです。

菅義偉官房長官は正式決定の記者会見で「羽生選手の快挙は日本国民に大きな感動と勇気、社会に明るい夢と希望を与え、東日本大震災の復興への力強いメッセージとなる」とコメントしています。

直前のけがという逆境を乗り越えの2連覇、東日本大震災の復興に対し継続的な支援など社会的な貢献が決め手となったのは言うまでもありません。

国民栄誉賞の受賞条件である「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった」はまさに羽生結弦選手のことを言っていると言っても差し支えはないでしょう。

また、羽生結弦選手は国民栄誉賞の副賞といういうべき記念品の授与を辞退しています。

その理由として「自分の中で皆様を代表してって気持ちがすごくあり、皆様とだからこそ取れた賞という気持ちがすごくあったので、僕個人の気持ちだとかはあまり出したくないな、と。そういう意味でも記念品は辞退させて頂きました」と説明しています。

自分を支えてくれた人を大切にする羽生結弦選手らしい判断だと思いました。

ただ、支えてくれた人のおかげとは言え、羽生結弦選手が成し得た功績ですから、ご褒美として高額なイヤホンをもらっても誰も文句は言わないと個人的には思いました。

 

まとめ

フィギュアスケートは寿命の短いスポーツ、長く続けることのできる競技を比べることはできません。

若すぎることはまったくないですし、辞退するしないは本人の考え方です。

今後、未来において、金メダルを獲れたからできること、国民栄誉賞を受賞したからできることがあります。

それを正しく使い、日本いや、世界のフィギュアスケート界を牽引してくれると信じています。

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ひらり
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