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箱根駅伝区間記録保持者は?連続優勝校や歴代最強ランナーも!

箱根駅伝に出場するランナーは、チームとして優勝、もしくはシード権獲得を目標とすると思います。

さらに個人としては自分が任された区間をしっかりと走る、そしてその先には区間賞や区間新記録があるのではないでしょうか。

今回は、箱根駅伝の区間記録保持者や連続優勝校について調べてみました。

また、個人的に思う歴代の最強ランナーも紹介します。

 

箱根駅伝区間記録保持者は?

それでは現在の現区間記録は次の通りです。

 

・第1区(21.3km) 佐藤 悠基(東海大学) 記録:1時間01分06秒(2007年)

・第2区(23.1km) メグボ・ジョグ・メグス(山梨学院大学) 記録:1時間06分04秒(2009年)

・第3区(21.4km) オンディバ・コスマス(山梨学院大学) 記録:1時間01分38秒(2012年)

・第4区(20.9km) 大塚 倭(神奈川大学) 記録:1時間2分21秒(2018年)

・第5区(20.8km) 青木 涼真(法政大学) 記録:1時間11分44秒(2018年)

・第6区(20.8km) 秋山 清仁(日本体育大学) 記録:58分09秒(2018年)

・第7区(21.3km) 林 奎介(青山学院大学) 記録:1時間2分16秒(2018年)

・第8区(21.4km) 古田 哲弘(山梨学院大学) 記録:1時間04分05秒(1997年)

・第9区(23.1km) 篠藤 淳(中央学院大学) 記録:1時間08分01秒(2008年)

・第10区(23.0km)  松瀬 元太(順天堂大学) 記録:1時間08分59秒(2007年)

 

区間距離変更のあった区間の以前の距離の区間記録はそのまま残ります。

第4区 

18.5km 田村 和希(青山学院大学) 記録:54分28秒(2015年)
21.0km 藤田 敦史(駒澤大学) 記録:1時間00分56秒(1999年)

 

第5区 

23.2km 神野 大地(青山学院大学) 記録1時間16分15秒(2015年)
23.4km 柏原 竜二(東洋大学) 記録:1時間16分39秒(2012年)

20.9km 今井 正人(順天堂大学) 記録:1時間09分12秒(2005年)
20.7km 小林 雅幸(早稲田大学) 記録:1時間10分27秒(1996年)

 

第6区

20.7km 中澤 晃(神奈川大学) 記録:58秒06秒(1999年)

 

第10区

21.3km 遠藤 司(早稲田大学) 記録:1時間04分05秒(1984年)

 

区間距離変更で20世紀の記録が残っていますが、ここで特記すべきなのは8区の記録です。

1997年の古田哲弘さんが出した1時間04分05秒が未だに更新されていないのです。

8区は平塚から戸塚まで21.4kmを走ります。

前半は海風、ラスト5kmの遊行寺の上り坂が選手を苦しめます。

ただ、比較的平坦なコースで走りやすく、1年生や箱根初出場選手がエントリーされることが多い区間です。

古田哲弘さんも1年生の時に8区を走り区間新記録を達成、最高のデビューを飾りました。

2年生の時はエースが走る2区にエントリーされますが、けがのため当日エントリー変更で欠場となってしまいます。

3年、4年ともに2区を走るも15位、5位の結果となりました。

卒業後は日清食品に入社するも2年で退社しており、現在陸上には関わっていないようです。

8区は昔からつなぎの区間と言われ、有力ランナーが走ることが少ないため記録が更新されない時期が続いていました。

青山学院大学の下田裕太選手は、2015年から8区を走り3年連続で区間賞を獲得していますが、古田哲弘さんの記録を更新することができませんでした。

近年は山上り、山下りでタイム差が決まり、8区ともなるとレースへの興味が半減してしまっていますが、今後は箱根駅伝最古の記録がいつ破られるのかにも期待して見てはいかがでしょうか。

 

箱根駅伝の連続優勝校は?

2018年は青山学院大学が4連覇を達成しましたが、今まで連続優勝の記録は中央大学の6連覇です。

1位 中央大学 6連勝(1959~1964年)

2位 日本体育大学 5連勝(1969~1973年)

3位 日本大学 4連勝(1935~1938年)

3位 順天堂大学 4連勝(1986~1989年)

3位 駒澤大学 4連勝(2002~2005年)

3位 青山学院大学 4連勝(2015~2018年) 

 

上位のチームはかなり古い記録になっていることから、近年は大学の実力が拮抗し、毎年違う大学が優勝することが多くなっていました。

その中で4連覇を果たした青山学院大学の記録は素晴らしいものを言わざるを得ません。

しかも、4連覇はすべて圧勝という強さです。

2018年の優勝時のランナーが7人残っており、4年生に頼らないチーム作りが次の世代にもつながっています。

2019年も優勝の最有力候補と言われていますし、5連覇、そして中央大学に並ぶ6連覇の可能性もあるかもしれません。

箱根駅伝の歴代最強ランナーは?

第1位:柏原竜二(東洋大学 2008~2012年)

柏原竜二さんは1年から4年まで山上りの5区を走り、2代目山の神と呼ばれました。

5区の距離変更のため、2012年に記録した1時間16分39秒は公式記録として残っています。

柏原竜二さんは1年で5区にエントリー、9位で襷を受けると上りを感じさせないスピードでトップの早稲田大学に19km過ぎで捉えてしまいます。

8人抜きで4分58秒差を逆転する、しかも山上りで!あの走りは駅伝ファンに強烈なインパクトを与えました。

柏原竜二さんは4年区間賞を獲得、東洋大学は、4年間で3回総合優勝を果たしています。

柏原竜二さんの走りが優勝に貢献したと言ってもいいでしょう。

 

第2位:渡辺康幸(早稲田大学 1993~1996年)

早稲田大学の駅伝監督を務め、現在は実業団の住友電工監督の渡辺康幸さん。

若年層のファンには監督のイメージが強いかもしれません。

渡辺康幸さんは「駅伝の申し子」と呼ばれるほど駅伝にめっぽう強いランナーでした。

中学、高校駅伝で活躍、大学1年生から2区を任されます。

1年で区間2位、2年で区間賞を獲得し、区間記録を更新します。

3年で区間賞、自身の区間記録を更新すると、4年でも区間賞を獲得します。

前にランナーがいたら必ず追いつき、そして抜く、まさに駅伝のために生まれたようなランナーでした。

 

第3位:佐藤悠基(東海大学 2005~2008年)

東海大学のエースとし1年から君臨するも、何故か2区は走らなかったスピードランナーです。

1年で3区を走り、当時の区間記録を大幅に更新しての区間賞を獲得します。

2年では1区を走り、もちろん区間賞で区間新。2位に4分以上の差をつける圧倒的なスピードを見せました。

今もこの記録は破られていません。

3年は7区で区間賞で区間新、4年はけがの影響もあり、3区を走り区間2位となっていますが、13人抜きを達成しています。

現在、日清食品グループに所属、長距離ランナーに転身し、東京五輪を目指す有力候補として活躍しています。

 

第4位:村澤明伸(東海大学 2010~2013年)

駅伝の強豪校・長野県の佐久長聖から東海大学へ入部、1年から2区を任されます。

14位で襷を受け、チームを4位まで順位を押し上げる走りを見せるも区間2位、10人抜きを達成します。

2年の時はなんと最下位(20位)で襷を受け、17人抜きで3位まで順位を上げ区間賞を獲得します。

3年はけがの影響があり、思うような走りが出来なかったものの、区間2位で4人抜きの走りを見せてくれました。

しかし、チームはシード権を落とし、4年時、チームは予選会からの出場、村澤明伸さんはけがで調整が遅れ予選会を欠場します。

村澤明伸さんの欠場が影響してチームは本選への出場を果たすことができませんでした。

美談として駅伝ファンに語り継がれているのが、わずか80mの伴走です。

村澤明伸さんは、本選当日、関東学連選抜のメンバーとして2区を入ったチームメイトの早川翼さんの給水係として帯同しました。

早川翼さんは村澤明伸さんから受け取ったボトルをなかなか返さず、80m近く一緒に走ります。

これは、少しでも長く村澤明伸さんに箱根駅伝を走ってもらいたいという粋な計らいだったそうです。

 

第5位:ギタウ・ダニエル(日本大学 2007~2010年)

ギタウ・ダニエルさんは、2006年に日本大学に留学生として来日、1年で3区を走り区間2位となります。

2年では2区を任され15人抜きの区間2位、3年時に再び2区を走り、区間2位で歴代最多の20人抜きを達成します。

4年で初めて2区の区間賞を獲得し11人抜きの快走を見せてくれました。

箱根のごぼう抜きといえばギタウ・ダニエルさんを忘れることができません。

現在ギタウ・ダニエルさんのごぼう抜き記録は破られていません。

 

まとめ

駅伝の醍醐味とは、マラソンにはない区間によって順位がめまぐるしく変わるところではないかと思います。

その中で区間記録が出たり、ごぼう抜きするランナーがファンの印象に残り、記憶にも残っていきます。

2019年はどんなレースになるのか、どんなランナーが出てくるのか!記録は更新されるのか期待して見たいと思います。

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ひらり
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