開催まで目前に迫ったWBCこと「ワールドベースボールクラシック」。6年振り、待望の開催ということもあり世界中の野球ファンから高い注目を集めています!
今回は、WBCで日本のエースとして活躍を期待される山本由伸選手のプロフィールと経歴を紹介します。
山本由伸のプロフィール
- 名前:山本由伸(やまもとよしのぶ)
- 生年月日:1998年8月17日
- 年齢:24歳(2023年1月現在)
- 出身地:岡山県備前市
- 出身校:都城高等学校
WBC 2023出場選手の一人である山本由伸選手。公表では身長178㎝、体重80㎏となっています。160キロに迫る速球を持っていますが、野球選手の中で特出した体格を持っているわけではありません。その理由の一つは「ウエイトトレーニングはしない」という心情。投球においても筋肉ではなく身体の重心の位置を明確にすることが大事だと考えているようです。
特技はどこでもよく眠れることで、短い時間であっても周りが煩かったとしても平気で眠れるようです。好物は焼肉で、嫌いなものはピーマン。ただし専属の管理栄養士を雇い、食事には気を使っているそうですよ。
山本由伸の経歴
高校時代は「九州四天王」に
小学一年生で野球を始め、中学時代に全国大会を経験した山本由伸選手。宮崎県都城高等学校に進学すると、一年秋から本格的に投手に転向しました。それまでは主に三塁手だったようで、一年夏の大会から9番でのスタメン出場もあったようですよ。
二年夏の宮崎県新人野球大会での決勝ではノーヒットノーランを達成、三年時には「九州四天王」の一人に数えられていた山本由伸選手。ただ、三年間で甲子園に出場することはできませんでした。
ドラフト4位でオリックスに入団
2016年のドラフト会議で、オリックスから4位指名を受け、入団。背番号43をつけました。
高校時代からその実力は知られていた山本由伸選手ですが、三年春の頃に「足を怪我した」として社会人へ行くという情報が流れていたのだとか。各球団が指名を躊躇する中、オリックスの担当スカウトは「間違いない選手、信じてください」と球団幹部を説き伏せて使命に至ったそうです。
プロ一年目、高卒下位ルーキーながら一軍デビュー
プロ一年目の2017年シーズン、山本由伸選手は5月に二軍戦デビューを果たします。高卒のドラフト下位ルーキーということを考えると、随分早いデビューですが、ここから山本由伸選手は二軍戦8試合で2勝0敗防御率0.27という好成績を残しました。
8月にはなんと一軍戦で初登板初先発、その後公式戦初勝利も記録。オリックスの高卒ルーキーが白星を挙げたのは23年振りの偉業でした。一年目から一軍5登板5先発した山本由伸選手ですが、1勝1敗防御率5.32でプロの壁を感じたシーズンでもありましたよ。
プロ二年目、リリーフとして充実の成績
プロ入り二年目、開幕ローテ入りを狙った山本由伸選手ですが、結果的にこの年はリリーフとして一軍の戦力となりました。監督推薦でオールスターに出場し、10代としては史上初のシーズン30ホールドポイントも記録。充実したシーズンを送ります。
開幕一月近くは2軍で過ごし、シーズン終盤には怪我による離脱があったものの、一年間で54試合に登板。4勝2敗1セーブ32ホールドで防御率は2.89、その実力を示しましたよ。
プロ三年目、最優秀防御率のタイトルを獲得
プロ三年目の2019シーズン、山本由伸選手は初めて先発として一軍のローテーションを回ることに。シーズン序盤から快投を連発する一方で勝ち星には恵まれず、先発として20登板するも8勝6敗という成績となりました。
しかし、凄まじいのは1.95という防御率。怪我による離脱もあったものの、143イニングを投げなんとか規定投球回をクリアしたため、両リーグ唯一の規定防御率1点台を達成。文句なしでの最優秀防御率のタイトルとなりました。
プロ四年目、奪三振王を獲得
プロ四年目、2020シーズンから背番号18を背負い、チームのエースとして期待された山本由伸選手。31イニング連続無失点や25試合連続奪三振といった凄まじい記録をたたき出し、エースとしての役割を見事に果たしました。
コロナウイルスの流行でシーズンが短くなった中で、山本由伸選手は18試合に登板し8勝4敗、防御率2.20。奪三振数は149で奪三振王にも輝きました。オフの契約更改ではオリックスの高卒選手としては歴代最速となる入団5年目での1億円突破、推定年俸1億5000万円となりましたよ。
異次元の成績で二連覇に貢献
2021年、2022年のシーズンの山本由伸選手は球史に残るレベルの特出した成績を残しました。なんと二年連続で勝利数、完投数、完封数、勝率、奪三振数、防御率の全てでリーグトップの数字を残す、まさに無双といえる状態でしたよ。ついでに先発登板数、投球イニング数もリーグトップ、沢村栄治賞にリーグMVP、投手ベストナインとゴールデングラブなども二年連続で受賞しました。
山本由伸選手が牽引する形でオリックスバファローズは2021年に25年振りの優勝、2022年にはリーグ連覇し26年振りの日本一を達成しました。
WBC 2023の日本代表に選出!
2021年に行われた東京オリンピックでも金メダルに貢献、2022年オフには球団史上最高年俸の推定6億5000万円で更改した山本由伸選手。
2023年3月に行われるWBCでもWBC出場選手に名を連ねています。当然、期待されるのはシーズンで見せたような圧巻のピッチング。世界を相手に山本由伸選手がどのような投球をするのか、注目したいですね。
最後に
今回は山本由伸選手のプロフィールや経歴について紹介しました。
14年振りの世界一奪還を目指す日本代表、優勝のカギを握るのが山本由伸選手のピッチングです。世界があっと驚くような快投に期待しましょう!