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世界陸上2019マラソンの日程や日本時間は?注目選手についても調査

こんにちは。中東カタールの首都ドーハで9月27日に開幕する「世界陸上2019」

日本ではトラック競技に注目が集まっていますが、久しぶりに日本選手がマラソンでメダルを獲得できるのかにも注目したいところです。

今回は、世界陸上2019マラソンの日程や日本時間について調べてみました。

また、出場する日本代表の注目選手についても解説します。

世界陸上2019マラソンの日程や日本時間は?

マラソン日程と日本時間

世界陸上のマラソンの日程は次の通りです。

日程現地時間日本時間競技
9月28日(土)24:00~6:00~女子マラソン
10月6日(日)24:00~6:00~男子マラソン

日本とカタールの時差は6時間で、日本が6時間進んでいます。

レースが深夜に行われる理由

https://www.instagram.com/p/Bzk1stupeC7/?utm_source=ig_web_copy_link

首都ドーハは1年を通じて高温多湿です。

ベストシーズンは11月~3月、6月~9月までは酷暑、高湿度となり、最高気温が45℃を超えることも珍しくないそうです。
ネットの旅行サイトの情報を見ると、「非常に不快で旅行時期としておすすめできません」と書かれていました。

そんな時期に行われる世界陸上、体調面での不安が大きくなります。

そのため、ほとんどの競技が夕方から行われ、マラソンについては午前0時スタートとなっています。

ただ、夜は日中より湿度が上がり、サウナの中にいるような状況になるとか。

6月にドーハに渡り、現地で試走した男子代表の川内優輝選手は、

暑さの質が昼夜で変わる。昼はカラカラだが、夜の湿度は聞いていた以上。発汗量が尋常ではなかった

引用:https://www.excite.co.jp/news/

と話しており、日本の暑さとは違うようです。

 

カタールについて

世界陸上が開催されるカタールはアラビア半島にあり、国土の大部分が砂漠で高い山や川もなく、降水量も多くはありません。

世界的な石油・天然ガスの輸出国で、日本もカタールから多くのエネルギー源を輸入しています。

2022年にはサッカーW杯の開催国に決まっており、近年はスポーツに力を入れています。

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陸上競技については、カタールのほかバーレーンなどがオイルマネーに物を言わせアフリカ人選手を帰化させています。

2018年に行われたアジア大会ではそのアフリカ勢が数多くメダルを獲得しました。

選手にとっても、裕福な国で近代的なトレーニングを受け結果を出すことができ、さらに、将来の補償があるのであれば帰化してでもと考えるのかもしれませんね。
なお、日本のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手は帰化選手ではなく、日本生まれの日本人です。

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世界陸上2019マラソン出場選手は?

世界陸上2019のマラソンの代表選手は次の通りです。

氏名所属世界選手権出場回数自己ベスト
男子
川内優輝あいおいニッセイ同和損保2 大会連続 4 回目2:08:14
二岡康平中電工初出場2:09:15
山岸宏貴GMO初出場2:10:14
女子
中野円花ノーリツ初出場2:27:39
谷本観月天満屋初出場2:25:28
池満綾乃鹿児島銀行初出場2:26:07
補欠
河合 代二トーエネック初出場2:10:50
阿部 有香里しまむら初出場2:28:02

 

世界陸上2019マラソンの注目選手は?

やはり、注目されるのは前出の川内優輝選手です。

最強の市民ランナーと言われた川内優輝選手は、2019年4月からプロへ転向しました。

市民ランナーにこだわり、実業団からの誘いを断っていた川内優輝選手が32歳になった今、何故プロに転向なのかをこう答えてます。

ひとつは、公務員として目標としていた「さいたま国際マラソンの実現」を2015年に達成し、職務の面で一区切りついたこと。

そして、今後何年競技を続けれるのか?約5年間、自己ベストを更新していな現状を考え、あとで後悔するのが嫌という思いがプロ転向の道を選ぶこととなったそうです。

川内優輝選手は暑さが苦手というイメージがあり、自身も苦手と感じているようで、猛暑の中行われる東京2020については目指さないと以前から話していました。

それを何故、もっと暑いドーハで走ろうと思ったのかという声もありますが、苦手ではなく夏場に長期的な合宿を実施することができなかったため、プロとして暑さ対策に強化できれば、暑さの中でも結果を残せるのではないかと思います。

東京2020への出場は?

世界陸上2019のマラソン代表6人すべてがMGCの出場資格を持つ選手です。

MGCとはマラソングランドチャンピオンシップの略で2020年東京五輪マラソン代表選考会です。

2017年夏から2019年春までのMGC指定競走においてレース毎の順位、タイムをクリアすするか、国際陸上競技連盟が世界記録を公認する競技会において、条件を満たすことができればワイルドカードとしてMGCへの出場資格を得ることができます。

MGCは2019年9月15日、東京で行われる予定なので、世界陸上に出場するということはMGCには出場できないことになります。

日本陸連は、選手の出場意思を確認してから代表選考したとのことで、出場選手は、東京2020への出場を早々に決定することができるレースへの出場ではなく世界陸上を自身で選択しているようです。

代表発表の記者会見で、川内優輝選手は次の通りコメントしています。

東京オリンピックはもともとスタート時間が遅かった関係で、ドーハ世界陸上よりも私が戦える可能性は少ないと考えていた。このため、ドーハのスタートが深夜になることが発表された時点で、ドーハ世界陸上に標準を切り替えてスケジューリングをしてきた。結果的に、東京オリンピックのスタート時間が早まったわけだが、(9月15日開催の)MGCに合わせるスケジューリングになっていないので、当初の予定通りにやっていくことで進めてきた。それが日本代表として世界大会で活躍できる道だと思ってやってきた。

引用:https://www.jaaf.or.jp/

同じく男子代表の山岸宏貴選手は所属するチームの公式サイトで次のようにコメントしています。

世界陸上の代表に選ばれたことは素直に嬉しいです。プレッシャーはないですが、選出されたからには日本代表の名に恥じぬよう、しっかりと結果を出します。今回、世界陸上への出場を決めたのは、陸上選手としてのレベルアップのために世界の舞台を経験したいと思ったからです。国際大会の経験は少ないですが、自らの特徴でもある粘りのある走りで8位入賞を目指します。
GMOアスリーツは、2019年4月に新たに3選手が加入、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)にも2名出場が決定するなど、勢いが増しています。こうした中で、日本代表としての経験をチームのメンバーに還元することで、チーム全体の更なるレベルアップにも貢献したいと思っています。

引用:https://athletes.gmo.jp/

それぞれ、世界陸上を選択した理由は違いますが、東京2020を諦めたわけではなく、それにつながるレースをしたいと考えているようです。

MGCでは代表枠3名のうち、上位2名が決定します。

残る1枠はMGCファイナルチャレンジで設定タイムを超えた選手が選ばれます。

MGCには日本のトップランナーたちが集結するわけですから、どこで自分の力を発揮できるかを考えて世界陸上への出場を選択したということなんですね。

まとめ

素人考えだと、MGCのほうが絶対大事だろう!と考えますが、そこで代表になれなければMGCファイナルチャレンジを目指すわけですから世界大会を経験することも大事なんだなと思いました。

今年のNHK大河ドラマの前半の主役・金栗四三さんが日本人として初めて出場したストックホルムオリンピックから107年が経ちました。

近年低迷してはいますが、マラソンで日本選手が活躍するのを見たいと思うファンは多いと思います。

日本時間は早朝6時スタート!女子が土曜、男子が日曜日となります。
お仕事がお休みという方も多いと思いますので早起きして応援しましょう~!!

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