8月18日から9月2日まで、インドネシアのジャカルタで行われるアジア大会。
実施競技は40競技462種目にもなるアジア版のオリンピックです。
中でも注目されているのは男子体操、2020年東京五輪の代表を目指す若手選手たちの活躍に期待したいです。
今回は、男子体操の日程やテレビ放送、日本代表選手のプロフィールなどについて調べてみました。
アジア大会男子体操のスケジュール&放送日程は?
男子体操は8月20日より競技が開始されます。
日程は次の通りです。
・8月20日(月) 個人総合決勝/個人予選/種目別予選 TBS系列にて18:30~生放送
・8月22日(火) 団体総合決勝 TBS系列にて15:50~18:00 18:30~生放送
・8月23日(水) 種目別決勝(ゆか、あん馬、つり輪) TBS系列にて18:30~生放送
・8月24日(木) 種目別決勝(跳馬、平行棒、鉄棒) TBS系列にて18:30~生放送
アジア大会男子体操のルール
団体予選は、1チーム5人のうち、各種目4人が演技をします。
上位3人の得点を合計して上位8チームが決勝へ進み、予選の得点は持ち越しません。
決勝では3人が演技し、3人の得点の合計で順位が争われます。
種目別は予選の各種目で上位8人が決勝へ進出することができますが、各国上位2人までとなっています。
2014年の仁川大会で団体総合優勝を果たした日本は今回、連覇を目指しています。
しかし、中国、韓国、ウズベキスタンなどライバルは強敵です。
特にメダルの数では群を抜いている中国は、今回一線級のメンバーをそろえており苦戦は必至です。
日本選手はミスのない演技が必要になりそうです。
日本代表選手のメンバーやプロフィールは?
●谷川 翔・たにがわ かける
1999年2月15日生まれ/千葉県出身
所属:順天堂大学(2年)
153cm/52kg
出場予定種目:個人、団体
成績:2018年全日本選手権 優勝
2018年NHK杯 4位
●千葉 健太・ちば けんた
1996年4月4日生まれ/大阪府出身
所属:順天堂大学(4年)
160cm/52kg
出場予定種目:個人、団体
成績:2018年全日本選手権 6位
2018年NHK杯 6位
●野々村 笙吾・ののむら しょうご
1993年8月16日生まれ/大阪府出身
所属:セントラルスポーツ株式会社
155cm/53kg
出場予定種目:個人、団体
成績:2018年NHK杯 5位
2018年全日本種目別選手権 つり輪 2位
●前野 風哉・まえの ふうや
1996年7月8日生まれ/千葉県出身
所属:鹿屋体育大学(4年)
163cm/58kg
出場予定種目:個人、団体
成績:2018年NHK杯 6位
●長谷川 智将・ハセガワ トモマサ
1993年5月30日生まれ/福岡県出身
所属:一般社団法人 徳洲会
出場予定種目:個人、団体
成績:2018年全日本種目別選手権 あん馬 優勝
当初選出されていた加藤 凌平選手から、代表選考計算システム作業の処理ミスにより長谷川智将選手へ変更されるという前代未聞の事態が発生しました。
長谷川選手は、準備期間が短く、精神的な面でも心配はありますが、加藤 凌平選手の分までよい演技をしてほしいですね。
注目の日本代表選手は?
今回、最も注目されているのは、東京五輪の体表候補として期待されている谷川 翔選手です。
3歳の時に、兄の谷川 航選手と一緒に「ショー・コスギ塾」に入門し、8歳で子役として時代劇へ出演するなど活躍していました。
6歳の時には、「うたばん」という音楽番組でジャニーズのアイドルとバク転対決をしたこともあるそうです。
谷川 翔選手は、小学1年の時に兄に影響されて船橋市の「健伸スポーツクラブ」に所属し、本格的に体操を始めました。
市立船橋高校時代には全日本体操ジュニア競技選手権で優勝、兄と同じ順天堂大学へ進学します。
2年に進学し、4月に行われた全日本選手権では内村航平選手や、白井健三選手を抑えて史上最年少で初優勝を果たし、トップクラスと肩を並べることになるのです。
しかし、世界選手権の選考会となったNHK杯では、最後の種目・鉄棒を残してトップに立ちながら、鉄棒から落下。
4位となり、ここでの代表を決めることはできませんでした。
6月の種目別選手権でも代表に選出されず、アジア大会へ出場することになりました。
順天堂大学はアテネの団体金メダリスト富川 洋之さんがコーチを務めており、美しい演技を心掛けているとのこと。
得意だというあん馬の演技では、旋回で足がつま先まで伸びており、153cmという小さな体を大きく見せる美しい演技を披露しています。
NHK杯など、プレッシャーの掛かるところでのミスがあった春。世界選手権の代表から外れた悔しさをバネにアジア大会では一歩成長した姿を見せてほしいものです。
まとめ
今回の日本代表選手は5人のうち、3人が大学生というフレッシュなメンバーとなっています。
大学生は直前にインカレがあったため、疲れが無いといえば嘘になると思いますが、若さで吹き飛ばしてくれるのではないでしょうか。
日本の男子体操は、リオ五輪で団体金、個人総合でも内村 航平選手が金メダルを獲得するなど、お家芸復活と言われています。
東京五輪でも金メダルが期待されますが、注目される分、重圧も大きいのではないでしょうか。
若い選手達が大きな国際大会で経験を積んで、プレッシャーの中でも自分の演技ができるようメンタルの強い選手になってほしいです。
今回のアジア大会で、ベストメンバーの中国相手に互角に戦うことができれば、世界選手権、そして東京五輪につなげがるのではないでしょうか。
開催国のインドネシアとの時差は2時間日本が進んでいます。
テレビでの生放送時間もゴールデンタイムという比較的見やすい時間帯になっています。
日本からテレビの前で全力応援したいですね。