世界大会では苦戦を強いられている男子マラソンですが、ここ数年は選手層の若返りもあり、東京五輪向けて新しい選手が育っています。
今回の代表に井上大仁選手(MHPS)、園田隼選手(黒崎播磨)が選出されており、どちらもメダルを狙える実力の持ち主です。
近年、男子マラソン界を席巻しているアフリカ勢がいないと安心することなかれ、バーレーンなどに国籍を変えて出場しており強敵です。
暑さの中、結果を出すことができれば、東京五輪にもつながるのではないでしょうか。
アジア大会2018男子マラソンのスケジュール&放送日程
今回のアジア大会ではジャカルタで行われます。アジア大会の結果が東京オリンピックへとつながる重要な大会ですのでぜひ応援しましょう!
日程/8月25日(土)
時間/日本時間 朝8:00 現地時間 朝6:00
放送はTBS系列で朝7:30から生放送です。
男子マラソンの競技概要
マラソンは42.195キロを1番早く走った選手が優勝するというシンプルなルールです。
選手はコースを外れ、距離を短くしたと判定された場合は失格となります。
また、既定のコースと違うルートを走った場合にみ失格です。
近道をしようとしたわけではなく、コースを間違えた場合でも失格になってしまいます。
スマホを所持することもルール違反ですし、給水所以外のところで飲食することもできません。
ランナー以外の人がランナーに触れて手助けをした場合も選手は失格となります。
アジア大会2018男子マラソンの出場選手は?
井上大仁選手(MHPS)
生年月日/1993年1月6日(25歳)
出身地/長崎県
身長/165cm
体重/52kg
自己ベスト/2 時間 06 分 54 秒(2018 年 東京マラソン)
山梨学院大学ではチームの主力として大学三大駅伝などで活躍。チームの主将を務めた4年時の第91回大会では3区を担当。
2018年2月開催の東京マラソン2018(MGCシリーズ第4弾・2020年東京オリンピック男子マラソン選考会)に出走。ペースメーカーが先導するハイペースの先頭集団に加わり、30kmを過ぎてペースメーカーが外れると、井上は今大会優勝者のディクソン・チュンバ(ケニア)のロングスパートに積極果敢についていく。だが、35km過ぎでチュンバから徐々に遅れて優勝争いから一歩後退、さらに38.3km付近では同マラソンで15年4か月振りに男子マラソン日本記録を5秒更新した、設楽悠太にも追い抜かされた。それでも井上は2時間6分54秒と、男子マラソン日本歴代4位の好タイムをマーク、総合5位・日本人2位でフィニッシュ。
園田隼選手(黒崎播磨)
生年月日/1989年4月5日(29歳)
出身地/熊本県阿蘇郡西原村
身長/165cm
体重/50kg
自己ベスト/2 時間 09 分 34 秒(2018 年 別府大分毎日マラソン)
2018年2月の別府大分毎日マラソンに、国内招待では持ちタイムトップの選手として出場。30Km付近迄先頭集団についていき、ペースメーカーが外れてから、園田自ら積極的に集団から飛び出した。レース終盤ではデスモンド・モクゴブ(南アフリカ)に追いつかれてからは激しいデッドヒートと成り、最後はゴール地点・大分市営陸上競技場のトラック勝負に縺れ込んだが、惜しくも3秒の僅差で敗れて2位だった。それでも自身マラソンで初めてのサブテン(2時間10分未満)をマークし、マラソングランドチャンピオンシップ(2020年東京オリンピック・男子マラソン選考会)への出場権を獲得した。
男子マラソンの注目選手は?
園田隼選手に注目しています。
園田選手は 2017/12/03 福岡国際マラソンで11位(日本人 6 位)、2018/02/04 別府大分毎日マラソンで2 位(日本人 1 位)の選考レースでアジア大会の代表に選ばれました。
大学時代も特に目立った選手ではありませんでしたが、年々力をつけてきました。
特に別府大分毎日マラソンでは劣悪な気象条件のなかで粘り強く走り、日本人1位の成績を残しました。
こういう選手がどんな気候でも結果を残すことができるのではないかと思います。
まとめ
ジャカルタで夏に行われるということからかなりの暑さが予想されますが、暑さにもしっかりと順応してメダルを獲得してくれるのではないかと思っています。
みなさんでぜひアジア大会男子マラソンを日本から応援しましょう!