孫正義の国籍は?経歴や学歴とは?弟も実業家って本当?資産や世界長者の順位についても

ソフトバンクグループを率い、日本を代表する実業家として知られる孫正義氏。名前を知っていても、孫正義さんの国籍やこれまでの経歴や学歴そして現在の資産規模まで詳しく把握している人は多くないかもしれません。
この記事では、注目される理由など孫正義さんについて詳しく紹介していきたいと思います。
孫正義の国籍はどこ?
孫氏はもともと在日韓国人三世として生まれ、かつて「安本正義」という名前を名乗っていましたが、20代の頃に日本へ帰化し日本国籍を取得しました。
「孫」という名字は日本に存在しないとして、当初法務省に受理されなかったといわれています 。そこで日本人の妻が自ら「孫」の姓に改姓し、改めて申請することで、本名のまま日本国籍を取得することができたと伝えられています 。孫氏は自身のSNSでもこの帰化の経緯に言及しており、民族名の「孫」のまま帰化したことへのこだわりを示しています。
帰化の理由として孫氏は「起業しやすい環境をつくるため」と明言しており、事業展開上の実用的な判断でもありました 。会社設立や銀行取引においても通名を使わず、本名の「孫」で登記・交渉を行ってきたことは、孫氏のアイデンティティに対する強い意思の表れといえるのではないでしょうか。
生い立ちと家族のルーツ
孫正義氏は1957年8月11日、佐賀県鳥栖市で生まれました。祖父が韓国・慶尚北道から小さな漁船に乗って佐賀県鳥栖に渡ってきたとされており、一家は国鉄の土地を不法に占拠したバラックで暮らしていたそうです。4人兄弟の次男として、貧しい環境の中でも父・三憲氏は養豚業を行ったりパチンコ店などで財を成し、家族とともに福岡市内へ引っ越します。孫少年はその後、トップクラスの進学校へ進み学業で頭角を現しました。
孫正義の学歴について
北九州市の引野小学校を卒業後、福岡市立城南中学校へ進み、久留米大学附設高等学校に入学しました。しかし1974年、わずか16歳で高校を中退し、単身アメリカへ渡るという大きな決断をします。渡米後は米国のホーリー・ネームズ・カレッジへ入学し、その後サンフランシスコの高校へ編入してわずか3週間で飛び級合格・退学という異例の経歴を経て、カリフォルニア大学バークレー校の経済学部を1980年に卒業しました。
在学中には音声装置付きの多国語翻訳機を発明し、当時のシャープ専務・佐々木正氏に1億円で買い取ってもらうという快挙を成し遂げます。その資金を元手にソフトウェア会社「ユニソン・ワールド」を設立し、起業家としての第一歩を踏み出しました。
孫正義の経歴とは
帰国後の孫正義氏は、1981年9月に「株式会社日本ソフトバンク(現:ソフトバンクグループ株式会社)」を設立し、代表取締役社長に就任します。設立当初から積極的なM&Aと投資戦略で事業を拡大しました。
| 年 | 出来事 |
| 1981年 | 日本ソフトバンク設立 |
| 2005年 | アリババグループ(Alibaba)取締役就任 |
| 2006年 | ボーダフォン日本法人を買収し通信大手へ |
| 2016年 | 英半導体設計会社ARM Holdings会長就任 |
| 2017年 | ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長就任 |
| 2020年 | 代表取締役 会長兼社長執行役員(現任) |
| 2023年 | Arm Holdings plc 会長・取締役(現任) |
現在はAI(人工知能)を軸に世界規模の投資を展開しており、ASI(人工超知能)で世界トップのプラットフォーマーを目指すという大きな目標を掲げています。
弟・孫泰蔵も実業家?
孫正義氏の末弟・孫泰蔵氏もまた著名な実業家です。1972年生まれで孫正義氏よりも15歳年下の泰蔵氏は、2浪の末に東京大学経済学部に進学しました。
中学・高校時代にはライブドア元社長の堀江貴文氏と同級生だったことでも知られています。東大在学中の1996年にはヤフージャパンの立ち上げに参画し、起業家としての第一歩を踏み出しました。
- 1996年:ヤフージャパン立ち上げに参画
- 1998年:ガンホーオンラインエンターテインメントの前身となる会社を設立
- 2012年:スマホゲーム『パズル&ドラゴンズ(パズドラ)』が空前の大ヒット
- 2013年:ミスルトウを設立し、ベンチャー投資家としても活躍
現在は「アジアにシリコンバレーをつくる」というビジョンを掲げ、兄弟揃って日本屈指のビジネスマンとして精力的に活動しています。
総資産と世界長者番付の順位
2026年のフォーブス世界長者番付において、孫正義氏は世界第36位、純資産515億ドル(約7〜8兆円規模)と評価されています。
| 指標 | 数値 |
| フォーブス世界長者番付順位(2026年) | 36位 |
| 純資産(フォーブス2026年) | 515億ドル |
| ブルームバーグ推計純資産 | 約8兆4100億円 |
| ブルームバーグ世界ランキング | 31位 |
| 日本国内ランキング | 1位(柳井正氏を上回る) |
資産を支える事業について
孫正義氏の資産は、単に携帯電話会社の経営だけで築かれたものではありません。中核にあるのはソフトバンクグループ株の保有価値で、そこにAI関連投資や半導体設計会社Armの評価額が大きく上乗せされています。
またグループ全体では、通信事業に加え、Yahoo! JAPANやLINEなどのインターネットサービス、PayPayを含む金融・決済分野、さらに世界中の有望企業へ投資するファンド事業を展開しています。こうした多角的な事業構造が、孫正義氏の巨額資産を支える土台になっています。
2025年12月期第3四半期には、売上高5兆7000億円に対して純利益3兆2000億円(205億ドル)を計上するなど、事業は好調を維持しています。
まとめ
孫正義さんの国籍は「日本」であり、在日韓国人三世として生まれながらも20代で帰化し、本名のまま日本人として活躍してきました。佐賀の無番地から渡米、カリフォルニア大学バークレー校を卒業してソフトバンクを一代で世界的企業に育て上げた経歴は圧巻です。
弟の孫泰蔵氏もパズドラで知られるガンホーを設立した連続起業家であり、兄弟揃って日本のビジネス界に大きな足跡を残しています。
2026年現在、世界長者番付では36位にランクインしており、AI投資を軸にさらなる飛躍が注目されています。





