ジャニーズ事務所のアイドルグループ「忍者」の元メンバーである志賀泰伸さんが、自身がジャニー喜多川氏から受けた長年の性被害を初めて告白しました。この記事では、元忍者 志賀泰伸さんのジャニーズ入所から解雇までの経緯、ジャニー氏による性被害の内容と影響、現在の活動などについて詳しく紹介していきます。
元忍者 志賀泰伸ジャニー氏からの性被害を告白
「ジャニー氏の来訪に怯える日々だった。でも、自分が被害者だと気づけない年頃だったから、辞めることもできなかった」そう語るのは、ジャニーズ事務所の人気グループ「忍者」の元メンバーである志賀泰伸さん(54)です。忍者は、美空ひばりさんの名曲をアレンジした「お祭り忍者」で1990年8月にデビューし、4カ月後には紅白歌合戦にも出場するなど、激しいダンスで人気を博しました。
元忍者 志賀泰伸『デビュー組』初の告白!
「ジャニー氏に性的に虐げられた」元ジャニーズアイドルの志賀泰伸さん(54)が、初めて明かしました。これまでジャニー氏の性加害を受けたという元ジュニアの男性12人の証言は発表されてきましたが、デビューしたアイドルからの告白は、今回が初めてだそうです。元ジュニアたちの証言に対しては、「売れなくて恨んでいるだけ」という冷たい声もありましたが、志賀さんの証言によってはそのような声を黙らせることが出来るでしょう。
ジャニー喜多川氏の性的虐待の始まり
ジャニーズ事務所の創設者であるジャニー喜多川氏が行っていた性的虐待の被害者の一人である志賀さんの体験を紹介します。
合宿所での悪夢
志賀泰伸さんが高校生になった1984年の春、ジャニーズ事務所に入所。レッスンを始めて間もないある日、ジャニー氏に「合宿所に来ないか」と誘われたそうです。ジャニー氏が運転する高級車に乗せられ、原宿にあるマンションに連れて行かれたのだ。志賀さんはジャニー氏の性的な目的を知らず、先輩タレントたちと一緒に暮らす合宿所に興味を持ってついて行ったのです。しかし、合宿所での最初の夜は悪夢だったと言います。楽しい一日が終わった後、志賀さんはジャニー氏に性的暴行されたとのこと。
ジャニー氏の性的虐待に苦しむ
志賀さんが15歳のとき、ジャニー氏に布団の中で無言で触られ、抵抗できないまま寝たふりをしていたといいます。そして、ジャニー氏は射精せずに部屋を出ていったそう。それから3年間、ジャニー氏は合宿所で志賀さんに何度も性的行為を強要したのです。志賀さんはジャニー氏の性癖に嫌気がさし、合宿所に行く足がどんどん遠ざかったといいます。
元忍者 志賀泰伸ジャニーズ事務所を退所して芸能界から離れる
志賀泰伸さんは1990年に忍者としてデビューし、その年の紅白歌合戦や音楽新人賞にも輝きました。忍者は人気絶頂でしたが、志賀さんは食事が摂れなくなるほどのストレスに苦しんだといいます。体重は42キロまで落ち込み、心も身体もボロボロだったそうです。1994年に志賀さんはジャニーズ事務所を退所。その後は他の事務所に移り、ドラマやビデオ映画に出演しましたが、やがて芸能界から引退を決意。現在はサラリーマンとして暮らしていますが、時々ジャニーズ時代のトラウマがフラッシュバックするといいます。
元忍者 志賀泰伸プロフィール
- 生年月日:1968年8月3日
- 出身地:神奈川県横浜市港北区
- 血液型:O型
- ジャニーズ事務所入所:1984年春
- ジャニーズ事務所退所:1994年7月
- 所属グループ:少年忍者、忍者、Mr.ミュージック、ジャニーズ・シニア、D-runなど
- 結婚歴:2回(1回目はCDデビュー前、2回目はジャニーズ退所後)
- 子供:1人(1回目の結婚で誕生した息子)
最後に
元忍者 志賀泰伸さんはジャニー氏による性的虐待の被害者であることを勇気を持って公表しました。ジャニーズ事務所は、これまでジャニー氏の性加害に関する報道や訴訟に対して、否定や沈黙を続けてきましたが、今回の告白は、その姿勢を変えるきっかけになるのでしょうか。ジャニー氏の性的虐待は、芸能界の暗部として長年にわたって隠されてきましたが、これからは、被害者の声に耳を傾け、真実を明らかにすることが求められます。続けて少年忍者 いじめこちらもどうぞ。