2023年5月3日をもって歌手活動から引退した橋幸夫さん。「潮来笠」「いつでも夢を」「恋のメキシカン・ロック」など数々のヒット曲を日本歌謡史に残しました。
その橋幸夫さんは夢グループの歌手の一人でしたが、その夢グループの社長を務める石田重廣さんは、昭和の大ヒット曲「あずさ2号」で知られる狩人の元マネージャーだそうですね。
最近はTikTokやYouTube他、SNSやメディアを通じて昭和歌謡・ポップスがZ世代から注目を集めているのを、皆さんはご存知でしょうか。
そこで今回は、Z世代も知っている数々の名曲を残した偉大な歌手5選をまとめてみました!
荻野目洋子(おぎのめ ようこ)
- 生年月日:1968年12月10日
- 年齢:54歳
- 出身地:千葉県
- 血液型:B型
- 職業:歌手/女優
- 事務所:ライジングプロダクション
小学4年生の頃にスカウトされ、3人グループ・ミルクを結成。1979年シングル「ザ・あれから いちねん」でレコードデビュー。1983年、「みゆき」(フジテレビ)のヒロイン役の声優に抜擢されます。
1984年にシングル「未来航海-sailing-」でソロデビューを果たし、1985年に発売した7枚目の「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」がヒット。その後もヒット曲を連発し、1986年から4年連続で日本レコード大賞の金賞を受賞。
また、1989年「こまらせないで!」(フジテレビ)などでは、主題歌の他に主演も務め、女優としても活躍しました。
バブリー・ダンスで再ブレイク!「ダンシング・ヒーロー」
2017年にお笑いタレント・平野ノラさんのネタをもとに、大阪府立登美丘高等学校ダンス部が第10回日本高校ダンス部選手権夏の公式全国大会で「ダンシング・ヒーロー」を使用した「バブリーダンス」を披露。そのYouTube動画が爆発的な再生数を記録し「ダンシング・ヒーロー」がリバイバルヒットしました。
また、2020年にYouTubeで公開された新しいMVは、2023年5月現在で2431万回の再生数を誇っています。
松田聖子(まつだ せいこ)
- 生年月日:1962年3月10日
- 年齢:61歳
- 出身地:福岡県
- 血液型:A型
- 職業:歌手/女優
- 事務所:felicia club
1980年にシングル「裸足の季節」でレコードデビュー。「青い珊瑚礁」、「夏の扉」、「渚のバルコニー」などの数多くのヒット曲を持ち、1980年代を代表するトップアイドルとして活躍。その人気は楽曲だけにとどまらず、髪型(聖子ちゃんカット)や生き方など、様々な面で同年代の女性に大きな影響を与えるカリスマ的存在でもありました。
1996年にリリースされたシングル「あなたに逢いたくて~Missing You~」では初のミリオンセラーを達成。また、2004年に10年ぶりに出演したテレビドラマ「たったひとつのたからもの」(日本テレビ)では主演を務め、高視聴率を記録するなど、多方面で活躍しています。
そうそうたるメンバーにカバーされている「赤いスイートピー」!
1982年にリリースされた8枚目シングル「赤いスイートピー」は、松本隆さん作詞、呉田軽穂(松任谷由実)さん作曲で、当時のオリコンチャートでも1位を獲得した名曲です。
リリースされてからこれまでに、2010年に徳永英明さん、2013年に岩佐美咲さん、2017年に上白石萌音さん、2020年に宮本浩次さんなど、数多くのアーティストにカバーされ歌い継がれています。
太田裕美(おおた ひろみ)
- 生年月日:1955年1月20日
- 年齢:68歳
- 出身地:東京都
- 血液型:A型
- 職業:歌手
- 事務所:フライングダッシュ
狩人と同年代の歌手となる太田裕美さん。中学3年生の時に、友達の代わりにスクールメイツのオーディションを受け合格し、渡辺プロの東京音楽学院に入学。1974年に「雨だれ/白い季節」でデビューを果たします。1975年には日本レコード大賞、日本歌謡大賞等で新人賞を受賞しました。
1975年にアルバムからシングルカットされた「木綿のハンカチーフ」が100万枚を超える大ヒットを記録。その他にも「しあわせ未満」「ドール」などのヒット曲を持っています。
橋本愛さんがカバーし再注目!「木綿のハンカチーフ」
1975年発売の「木綿のハンカチーフ」は、2021年に女優・橋本愛さんがカバーしたことで再注目されました。
YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」では、この不朽の名曲を橋本愛さん自身が一発撮りで披露。視聴者からは「一本の短編映画のようだ」、「自然と涙がこみあげてきた」と大きな反響が寄せられました。この動画は2023年5月現在で568万回再生されています。
山口百恵(やまぐち ももえ)
- 生年月日:1959年1月17日
- 年齢:64歳
- 出身地:神奈川県
- 血液型:A型
- 職業:元歌手/元女優
昭和歌謡史にその名を刻んだ70年代の伝説的アイドル。1973年に映画「としごろ」に出演し、5月21日に同名の曲でアイドル歌手としてもデビュー。その翌年にリリースされた「ひと夏の経験」が大ヒットし、その後も「横須賀ストーリー」など、時代の先端を行った楽曲を多く残しました。
1974年に主演した映画「伊豆の踊子」で共演した俳優の三浦友和さんと1980年に結婚。以降は芸能界を引退し、表舞台には一切出ていません。シンガーソングライターの三浦祐太朗さん、俳優の三浦貴大さんの母親でもあります。
TikTokで人気!「プレイバック part 2」
1978年5月にリリースされた22枚目のシングル「プレイバックPart2」は50万枚以上の売り上げを記録した大ヒット作品です。
特に「馬鹿にしないでよ そっちのせいよ」「Playback Playback」のサビの部分が印象的でTikTok世代にも大人気。プレイバック part 2に合わせてダンスを踊ったり「#歌ってみた」シリーズだったりと、TikTokには多数の動画が投稿されています。
中森明菜(なかもり あきな)
- 生年月日:1965年7月13日
- 年齢:57歳
- 出身地:東京都
- 血液型:A型
- 職業:歌手/女優
- 事務所:HZ VILLAGE
1980年代を代表する女性アイドル歌手で、「花の82年組」の一人。1982年、16歳の時にシングル「スローモーション」でデビューを果たすと、2枚目のシングル「少女A」がヒット。1985年「ミ・アモーレ」、1986年「DESIRE」で2年連続となる日本レコード大賞を受賞するなど、20歳という若さで歌手としてトップクラスの実績を収めました。
また、女優としても活動し、1992年には安田成美さんとW主演したテレビドラマ「素顔のままで」(フジテレビ)も大ヒットしました。
人気アーティストがカバー!「飾りじゃないのよ涙は」
1984年11月にリリースされた10枚目のシングル「飾りじゃないのよ涙は」は、シンガーソングライターの井上陽水さんが作詞作曲を手掛けました。この楽曲をきっかけに、中森明菜さんはアイドルからアーティストへ変化を遂げました。
最近では、2019年にKing Gnu、2022年に宮本浩次さんがカバーしたことでZ世代にも知られ、TikTokでも多くの動画があげられています。
最後に
今回はZ世代でも知ってる!後世に数々の名曲を残した偉大な歌手5選ということで、昭和を代表する女性歌手5名をご紹介しました。
最近メディアで夢グループの話題が上がり、これをきっかけに狩人の「あずさ2号」も再注目されるかもしれませんね。
初めて聴く若者にも「どこか懐かしさを感じる」「耳心地が良い」と人気の昭和の名曲。今後も多くの昭和歌謡・ポップスのリバイバルヒットが生まれそうです!