2022年11月11日に新海誠監督の最新作『すずめの戸締り』が全国ロードショーされます。君の名は』や『天気の子』など、人気作品を手掛けてきた監督の最新作ということもあり非常に大きな注目を集めています。
さらに注目を集めている理由の一つとして、主題歌をRADWIMPSが務めることが発表されたことにあります!新海誠監督の映画は毎回主題歌も話題となりますが、新海誠監督×RADWIMPSという最強タッグがまた見られるということもあり、期待が高まっているようですね。
そこで今回は、新海誠監督の映画を主題歌を踏まえてご紹介します!
新海誠監督の映画は6作品(2022年10月現在)
大ヒット作品を連発している印象のある新海誠監督ですが、2022年11月に公開される『すずめの戸締り』が6作品目となります。作品公開スパンがおおよそ3年ということで、かなり時間と労力をかけて作品作りをしてくれていることがわかりますね。
では、新海誠監督の作品を順番に紹介していきます。
ほしのこえ 2002年2月2日公開(上映時間25分)
自主制作作品で、オリジナル版では新海誠監督自身が声の出演をしています。それまで短編アニメーションを主に作成していた、新海監督初の劇場公開作品です。
雲のむこう、約束の場所 2004年11月20日公開(上映時間91分)
新海誠監督自身が原作・脚本・監督・絵コンテ・演出・美術・美術背景・色彩設計・撮影・編集・音響監督・主題歌作詞等を担当し、多くの方と共同で作り上げた初めての作品です。主演を俳優の吉岡秀隆さんが務めました。主題歌は、♡(川嶋あい)さんの『きみのこえ』です。
秒速5センチメートル 2007年3月3日公開(上映時間63分)
惹かれあった男女の距離感を第1話『桜花抄』、第2話、『コスモナウト』、第3話『秒速5センチメートル』からなる3話構成で描いています。第3話で本作品の主題歌でもある山崎まさよしさんの『One more time, One more chance』のボーカルが流れて、本作のタイトルが出るという手法が取られています。この手法は、エンディング曲がかかるタイミングに合わせてタイトルが表示される『君の名は。』や『天気の子』に引き継がれている、いわば現在の新海作品のベースになった作品といえます。
アジアパシフィック映画祭『最優秀アニメ賞』やイタリア・フューチャーフィルム映画祭『ランチア・プラチナグランプリ』で受賞するなど、新海誠監督の名前を世に広く知らしめたのもこの作品です。
星を追う子ども 2011年5月7日公開(上映時間116分)
これまでの新海誠監督の作品とはかなり異なる作風で、ファンタジー要素がより強く、アクションシーンもこれまでより増えています。声優も井上和彦さんなど知名度の高い人物を多く起用しています。主題歌は、熊木杏里さんの『Hello Goodbye & Hello』です。
言の葉の庭 2013年5月31日公開(上映時間46分)
新海誠監督の作品では初めて『恋』の物語で、『万葉集』を引用しています。雨が印象的に描かれており、主題歌は秦基博さんの歌う『Rain』です。
君の名は。 2016年8月26日公開(上映時間107分)
言わずと知れた、新海誠監督の大ヒット作品です。神木隆之介さんと上白石萌音さんが主演を務め、RADWIMPSが作中の音楽を担当しました。
主題歌はRADWIMPSの『前前前世』、『スパークル』、『夢灯籠』、『なんでもないや』で、それぞれの曲が印象的なシーンを彩りました。日本国内興行収入250.3億円を記録し、これは『鬼滅の刃 無限列車編』に抜かれるまでは『千と千尋の神隠し』、『タイタニック』、『アナと雪の女王』に次ぐ第4位の記録でした。
それまでも人気アニメには聖地巡礼をしているファンの方も少なからずいましたが、君の名は。が公開されてからはそれがより一般的になるほど社会現象を巻き起こしました。
天気の子 2019年7月19日公開(上映時間114分)
前作『君の名は。』に続いて、RADWIMPSが音楽を担当しました。ヴォーカルの野田洋次郎さんが映画作成段階から参加し、音楽がより効果的に映画を彩っています。主題歌は『風たちの声 (Movie edit)』、『祝祭 (Movie edit) feat.三浦透子』、『グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子』、『大丈夫 (Movie edit) 』、『愛にできることはまだあるかい』です。
出演者も非常に豪華で、小栗旬さんや倍賞千恵子さん、平泉成さん、君の名は。の瀧くん(神木隆之介さん)、三葉(上白石萌音さん)も出演しており、話題となりました。
映画の評判としては、公開から3週連続興行収入1位を獲得し、公開から34日目で動員751万人、興行収入100億円の大台を突破するほど大好評でした。
2019年8月26日には、アニメ作品として1998年度の『もののけ姫』(宮崎駿監督)以来となる、第92回米国アカデミー賞国際長編映画賞部門(旧外国語映画賞)日本代表の出品作品に決定しました。
すずめの戸締まり 2022年11月11日公開予定
新海誠監督の最新作『すずめの戸締り』が11月11日に公開されます。今作も豪華俳優、声優が作品を彩ります。主人公の声を務める原菜乃華さん、松村北斗(SixTONES)さんに加え、深津理絵さん、染谷翔太さん、花澤香菜さんらが脇を固めています。
本作も音楽をRADWIMPSが陣内一真さんとともに担当します!
最後に
(筆者も含め)非常にファンの多い、新海誠監督の作品。作品の魅力はアニメーションとは思えないほど美しいグラフィクもさることながら、作品を彩る音楽です。
2022年11月に公開される『すずめの戸締り』も公開前にリリースされている内容だけでも非常に魅力的に見えます。もし新海監督の作品を映画館で観覧したことがない方がいれば、ぜひ映画館の大きなスクリーンでグラフィックと音楽を全身で感じてみてはいかがでしょうか。