NHKで再ドラマ化！男女逆転大奥の気になるキャストやあらすじは？

2010年に映画実写化、2012年にドラマ実写化された、漫画家よしながふみさんの作品「大奥」が、2023年1月にNHKドラマ10枠にてドラマ化が決定しました。

ベールに包まれていたキャスト達も、9月に入り次々と解禁され話題となっていますね。

この記事では、NHKで再ドラマ化される「大奥」について調べてみました。

いまの時代だからこそ注目される「大奥」

「大奥」とは

今回NHKにて再ドラマ化される「大奥」は、2004年8月号〜2021年2月号まで隔月刊誌「MELODY」（白泉社）にて連載されていた、漫画家よしながふみさんの作品です。

歴史上の大奥とは違い、歴史上男性である人物が女性に、女性である人物が男性に置き換えられている、男女逆転の「大奥」のお話です。

2005年には、ジェンダーに対する理解を深める内容を称えられ「第5回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞」や、2010年には「ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞」を受賞し、日本国外からも評価されている作品です。

今回のドラマの脚本は、「JIN−仁−」「ごちそうさん」「おんな城主直虎」などのヒット作を数々生み出してきた森下佳子さんです。

「3代徳川家光と万里小路有功編」「5代徳川綱吉と右衛門佐編」「8代徳川吉宗と水野祐之進編」のエピシードに加え、これまでの実写では描かれなかった大政奉還に至るまでの物語が描かれていきます。

あらすじ

江戸幕府将軍・徳川家光の時代、「赤面疱瘡（あかづらほうそう」という奇妙な病が日本中に広がっていた。この病は、“若い男子にのみ感染”し、“感染すれば致死率80%”ということ以外は、対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口が女子の約1／4まで減少し、日本の社会構造は激変した。男子は希少な種馬として育てられ、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、あらゆる家業は女から女へと受け継がれていた。江戸城でも、3代家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は希少な男子を囲い、俗に美男三千人などと称される男の社会が築かれていった。

3代徳川家光×万里小路有功編

赤面疱瘡が日本中に広まりつつあった3代将軍・家光（男）の時代。京から江戸城を訪れた公家出身の美貌の僧・有功は、春日局の脅迫により無理矢理還俗させられ大奥へ。実はすでに本家の家光は赤面疱瘡で死亡しており、将軍家存続のために家光の子「千恵」を将軍の身代わりにおき、世継ぎを生ませるために秘密裏に動いていた。

人としての人生を奪われ傷ついた知恵と有功はいつしか愛し合い、大奥総取締役として男性中心の大奥の世界を構築。千恵も女将軍・家光として統治していくことを宣言する。

5代徳川綱吉×右衛門佐編

5代将軍となった綱吉は、政治的手腕を発揮する一方、愛くるしい妖艶な容姿を武器に奔放な生活を送っていた。唯一の世継ぎ・松姫が急死したことで、閉経を迎えても再度子作りを迫られる綱吉。江戸市中では、赤穂事件や生類憐れみの令も手伝って綱吉の評判は下落し、善政も敷けず世継ぎも作れない自分はなぜ生きているのかと自嘲する綱吉を、大奥取締役の右衛門佐が「生きるという事は、女と男ということは！ただ女の腹に種をつけ、子孫を残し、家の血を繋いでいく事ではありますまい！」と抱きしめる。

8代徳川吉宗×水野祐之進編

貧乏旗本の息子・水野祐之進は、幼馴染の薬問屋の跡取り娘・お信と添い遂げることが叶わないと、思いを断ち切るため、そして家計を助けるために大奥入りを決意する。そして、紀州徳川家から将軍となり、幕府の逼迫した財産難にも質素倹約を宗にあげ、大胆に再建しようとしていた吉宗から、大奥で最初に声がかかる。しかし、将軍の最初の相手である「御内証」は死ななければならないと知る。