セ・パ交流戦がヤクルトの優勝で終了し、18日からリーグ戦が再開しています。長い目で見るとシーズン終了時点での個人結果も大きく気になりますが、目下各選手の評価が出るのが「オールスターゲーム」です。
そこで今回は、ファン投票期間中でもあるオールスターゲームについて、大会概要から中間発表時点での1位の選手、注目選手についてご紹介します。
2022年マイナビオールスターゲーム大会概要
日程・球場
- 第1戦 7月26日(火) 19:00試合開始 球場:福岡PayPayドーム
- 第2戦 7月27日(水) 18:30試合開始 球場:坊っちゃんスタジアム(松山市)
なお、各試合の試合開始30分前からホームランダービーが行われます。セ・パ両リーグから4名ずつ選手を選出し、2試合を通したトーナメント方式で対戦、本年のオールスターゲーム「ホームランKING」を決定します。球界を代表するスラッガー同士の意地と意地のぶつかり合いは必見です。
選手の選抜方法や規程について
選抜方法や規定については、下記のように定められています。
選手選抜方法
- ファン投票によりセ・パ各ポジション1位を選出。
- 全支配下選手による選手間投票を行い、セ・パ各ポジション1位を選出(※ファン投票、選手間投票での1位が重複した場合は、選手間投票での2位から繰り上げ選出は行わない)。
- 監督選抜選手は、プラスワン1名を除く29名の出場選手枠からファン投票・選手間投票で選出された選手数を差し引いた数を出場監督が選出(監督選抜についてはポジションにこだわらない)。
選抜規定
- 1~3の選抜方法により、各球団から必ず1名以上選出。
- 出場選手は本年支配下選手として登録された者とする(※オールスターゲーム当日出場停止処分中の者を除く)。
- 外国人選手の人員は、1チーム5名以内(投手もしくは野手としてそれぞれ3名以内)とする。ファン投票で選抜された場合、この制限はない。ただし、いずれの場合も、ラインアップに同時に入れることができる人数は投手1名、野手3名以内とする。
ファン投票について
投票期間
2022年5月24日~6月27日
投票方法
- 公式投票用紙による投票(投票用紙設置場所、公式戦開催球場、有名書店)
- 郵便はがきによる投票(宛先:〒100-8779 日本郵政株式会社 銀座郵便局留置「プロ野球マイナビオールスターゲーム2022 ファン投票」係)
- パソコン、スマートフォンによる投票(投票にはNPB公式サイトから会員登録が必要)
ファン投票1位選手一覧(6月17日時点)
ここから、中間発表時点でのファン投票1位の選手を一覧でご紹介します。
セ・リーグ
先発投手 | 青柳晃洋 | 阪神 |
中継投手 | 湯浅京己 | 阪神 |
抑え投手 | 大勢 | 巨人 |
捕手 | 木下拓哉 | 中日 |
一塁手 | 中田翔 | 巨人 |
二塁手 | 牧秀悟 | DeNA |
遊撃手 | 坂本勇人 | 巨人 |
三塁手 | 村上宗隆 | ヤクルト |
外野手 | 佐藤輝明 | 阪神 |
パ・リーグ
先発投手 | 佐々木朗希 | ロッテ |
中継投手 | 又吉克樹 | ソフトバンク |
抑え投手 | 松井裕樹 | 楽天 |
捕手 | 松川虎生 | ロッテ |
一塁手 | 山川穂高 | 西武 |
二塁手 | 浅村栄斗 | 楽天 |
遊撃手 | 今宮健太 | ソフトバンク |
三塁手 | 野村佑希 | 日本ハム |
外野手 | 柳田悠岐 | ソフトバンク |
指名打者 | B.レアード | ロッテ |
最多得票は、西武の山川選手の271,058票です。完全試合を達成した佐々木朗希投手が、先発投手部門で1位となっています。球団別では巨人、阪神、ソフトバンクから最多の3名が選出されています。
若手選手も非常に多く、セ・リーグ抑え投手部門の大勢投手、パ・リーグ捕手部門の松川選手がルーキーながら得票数1位を走っています。大勢投手は開幕戦から7試合連続セーブという日本記録を樹立、松川選手は佐々木投手の完全試合を導いたことで高評価を得ています。また阪神の佐藤選手、湯浅選手、DeNAの牧選手が2年目、日本ハムの野村選手が高卒3年目ということで、若手選手が大きく活躍していることがファン投票からもわかります。
最後に
若手選手の台頭が見られる、プロ野球2022年シーズン。オールスターの獲得票数ランキングでも、大きく構図が変わってきているように感じられます。そんな中でも、ベテラン・中堅選手はしっかりと成績を残しながら投票数を稼いでいるようです。長いシーズンの中でもオールスター 野球は特別なもので、他球団の選手と道具について話をしたり、投手は変化球を教えあったりと、球界全体の底上げにもつながっているようです。
今シーズンは第二戦で松山の坊ちゃんスタジアムで試合が行われます。プロ野球の本拠地ではない土地で試合が行われることで、野球少年達へ夢を与える機会となるでしょう。一ファンとしては、2006年の阪神・藤川球児選手対西武・カブレラ選手の勝負のような、オールスターならではの勝負を期待しています。