独特な世界観と生々しい戦闘シーンで多くのマンガ好きたちの度肝を抜いた話題の漫画「チェンソーマン」。衝撃的な結末を迎えた第1部が完結し、第2部が2022年初夏より連載スタートとなります。アニメ化も決定し、ますます目が離せない注目作「チェンソーマン」について、第2部の連載開始前に今一度おさらいしていきましょう。
「チェンソーマン」ってどんな漫画?
あらすじ
悪魔が人々を恐怖に陥れている世界で、父親の残した借金を返済するため、悪魔を駆除するデビルハンターとして「チェンソーの悪魔」であるポチタと手を結び生計を立てていた少年・デンジ。ある日、雇い主のヤクザに裏切られて「ゾンビの悪魔」に襲われ命を落としてしまいますが、ポチタがデンジに心臓をささげることで復活。悪魔でも人でもない「チェンソーマン」として悪魔たちを一掃します。駆けつけた公安警察の美女ハンター・マキマにスカウトされたデンジは、先輩のアキや相棒となる魔人・パワーとともに公安のデビルハンターとして悪魔との戦いに身を投じていき・・・。
見どころ
「チェンソーマン」は、独創的な作風で漫画ファンの心を掴む奇才・藤本タツキ氏によるホラーアクション漫画です。「週刊少年ジャンプ」で連載されていましたが、バトルシーンのおびただしい血しぶきと生々しい内臓描写などが少年漫画の許容範囲を超えているのではないかと物議を醸しだした衝撃作です。しかし、キャラ設定がしっかりとして魅力的であることや、話の展開がスピーディーで読者を飽きさせることのない面白さがあり、「このマンガがすごい!2021オトコ編」第1位、第66回小学館漫画賞少年向け部門を受賞しました。待望の第2部「学園編」はWeb展開される「少年ジャンプ+」にて、2022年初夏に連載スタートの予定です。
登場人物紹介
「チェンソーマン」には魅力的なキャラクターが数多く登場しますが、ここで主要人物を簡単に紹介していきます。
デンジ
本作の主人公で、父の借金返済のためデビルハンターとなった貧しい少年。チェンソーの悪魔・ポチタの力を吸収し、公安のデビルハンターとして悪魔の駆除に奔走します。過酷な状況下でも希望を持ち続けるポジティブで物怖じしない性格の持ち主です。夢は「普通の生活を送ること」と「美女の胸を揉むこと」。マキマに好意を寄せていて、頭の中は煩悩でいっぱいです。
ポチタ
子犬に似た容姿をしている「チェンソーの悪魔」で、瀕死の状態でいるところをデンジに助けられて以来、血の契約を交わしながらも家族のような間柄に。デンジの命を救うため、心臓をささげて一体化します。それ以降はデンジの中でひっそりと存在し、夢の中で語りかけるなど心のよりどころとなります。
マキマ
公安警察退魔特異4課のリーダーでデンジの上司。明るくて人当たりのいい性格ですが、目的のためなら手段を一切選ばない冷徹でシビアな一面もあります。デビルハンターとしての能力は群を抜いていて、人間の力を超越した強さと賢さを兼ね備えたミステリアスな美女です。
早川アキ
チョンマゲのような髪型が特徴的な先輩ハンターで、デンジの教育係。クールで真面目な仕事人間ですが、根は優しくて情に厚い世話焼きなお兄さん的存在です。「狐の悪魔」と契約を交わし、家族を奪った悪魔に復讐するために戦っています。
パワー
デンジとバディを組むことになる「血の魔人(人間の死体に憑依した悪魔)」。頭頂部の2本の角が特徴的な美少女の姿をしていますが一人称は「わし」。自己中で虚言癖があり、かなり破天荒な性格ですが、唯一心を許せる存在である猫を悪魔から取り戻したいという可愛い一面があります。
これからが楽しみな「チェンソーマン」のアニメ情報
放映が楽しみなチェンソーマン アニメ いつ始まるのかの詳しい日程はまだ分かりませんが、2022年内の放映を目処に制作中です。順調に進んでいるとなると、気になるチェンソーマン 声優の発表もそろそろあるのではないでしょうか。
アニメ公式サイトで作者の藤本氏が
「”ドロヘドロ“と”呪術廻戦“のパクリみたいなチェンソーマンを(前述のアニメを制作した)MAPPAがやってくれるの?よろしくお願いします!」
と喜びのコメントを出しました。以前から内容が似ていると考察されていた作品へのパクリ説をさらりと受け流すようなコメントに頼もしさを感じます。これだけ漫画があふれる世の中で、完全に唯一無二な作品はなかなかお目にかかれないもの。多少似ている部分があっても不思議ではないので、それを楽しみながら読んでみるのも面白いかもしれませんね。
まとめ
今回は第2部の連載やアニメ化により、ますます注目されることが予想される漫画「チェンソーマン」を紹介しました。万人受けが難しい作品ではありますが、魅力的なキャラクターたちや予測のつかないスピーディーな展開はクセになります。今後、新しい「チェンソーマン」がどのような動きを見せてくれるのか期待したいですね!