サイトにアクセスしたら、コンピュータウイルスに感染してしまった!
違法サイトと気づかず、コンテンツをダウンロードしてしまった!
違法サイトと区別がつかず、利用してしまっている方も少なくないでしょう。知らずに利用しているとトラブルに巻き込まれることも・・・。そこで今回は、違法サイトとはどういったものなのかについてご説明します。被害の事例もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
違法サイトとは
まずは、違法サイトとはどういったものなのかを確認していきましょう。
違法サイトとは、著作者の許可を得ず、著作物を無断でアップロードしているサイトのことをいいます。違法サイトを運営する人は、詐欺・コンピューター
ウイルス・マイニングなどの悪意をもってサイト運営をする人や著作権についてよく理解せずにアップロードしている人など様々です。
利用者は視聴するだけでは罪に問われませんが、今後規制が強化されることも考えられます。違法サイトを利用することで、コンピューターウイルス感染やフィッシング詐欺などのサイバー犯罪に巻き込まれる可能性もありますので、違法サイトを利用してコンテンツの視聴をすることは絶対にやめましょう。
違法アップロード・違法ダウンロード
漫画や映画、音楽などの著作物を無断でアップロードすることを、違法アップロードといいます。違法アップロードされた著作物を「侵害コンテンツ」と呼び、アップロードをした人はもちろん、侵害コンテンツだと知りながらダウンロードをした人も刑事罰の対象になります。
違法アップロードされることで、本来利益を得られるはずだった著作者に利益が入らず、次回作へかける創作資金が得られなくなります。著作者だけでなく、作品の制作に関わる人たちにも不利益になってしまい、作品を制作し続けることができなくなってしまいます。そういったことがないように、正規の方法でコンテンツを楽しみましょう。
違法サイトにアクセスしたらどうなる?
違法サイトにアクセスすることで、詐欺 サイトに誘導されたり、コンピューターウイルスに感染したりする可能性があります。具体的に、被害に遭う可能性があるサイバー犯罪は次の通りです。
- フィッシング詐欺やワンクリック詐欺などによる金銭被害や個人情報漏洩
- 広告やバナーによるコンピューターウイルス感染
- 埋め込まれたスクリプトによる利用者の端末を使った仮想通貨の生成(マイニング)
「怪しいと感じたサイトには絶対にアクセスしない」ことが、サイバー犯罪に巻き込まれないための方法の1つです。とは言っても、違法サイトかどうかを見分けにくいサイトもあります。著作権について詳しく知らない子供が、アクセスしてしまう可能性も考えられます。
不安な人は、セキュリティソフトを導入することをおすすめします。アクセスをするときに悪意のあるサイトであれば警告を出してくれるソフトもありますので、ぜひ検討してみてください。
違法サイトの被害に遭った事例
違法サイトの被害にあった事例として、漫画の海賊版サイトが有名です。多数の漫画を無断アップロードしていた海賊版サイトによる被害額は、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構の試算で約3,200億円にのぼり、運営者は刑事告訴され、逮捕されました。
こういった事例を見ると、約3200億円の被害が出るくらい利用している人がいる、ということがよくわかります。利用者の中には「無断アップロードが違法である」ということを知らないで利用している人もいるのではないでしょうか。今後規制が厳しくなり、侵害コンテンツの視聴者も刑事罰の対象となることも考えられます。著作物は著作者への応援の気持ちも込めて、正規のルートで楽しむように心がけましょう。
最後に
気軽に利用できるインターネットで無料のコンテンツを楽しみたいという方もいらっしゃると思います。しかし、違法サイトを利用することは社会の仕組みを大きく揺るがすだけでなく、自分自身が被害者になるリスクがあります。インターネットを活用する年齢層が広がっていますので、子供に対する著作権の勉強も必要になってきますね。しっかりと正しい情報を学び、違法サイトの被害に遭わないように注意しましょう。