12月に入り、喪中はがきを知人や遠方の親戚などに郵送した方もいるのではないでしょうか。
悲しい気持ちになりますが、いつ私達も遺族側になるか分かりません。
そんな中で、遺族の立場として喪中期間に控える事や年賀状や初詣に神社参拝などはどうすればいいでしょうか?
それに、喪中の範囲は何親等までなのかなどを特集します。
喪中期間に控えることは?
身内などで不幸ごとがあると、一般的に「喪に服す」と言いますよね。
けれど、この喪に服す期間ってどれくらいなのかを皆さんはご存知でしょうか?
亡くなってから49日の期間を喪中というのでは?と、勘違いしている方もいるかもしれませんが49日の期間は「忌中」といいます。
忌中とは、亡くなった故人を想い祈りを捧げる期間の事で49日の法要までの期間の事です。
そして、「喪中」とは故人を偲ぶ期間の事で一般的には1年間で1周忌の法要が終わると喪が明けると言われています。
けれど、この期間は喪中の期間は正式に決まっている訳でなく一般的に目安とされているだけですがこの喪中期間には控えるべきことがいくつかあります。
例えば、結婚式への参列などのお祝い事などです。
結婚式への参列は喪中である事を伝えて、控えましょう。
結婚式を行う場合は、近年では49日が過ぎれば結婚式を行うところも最近は増えてきています。
それに喪中期間の旅行も「遊行は控えるべき」という考え方から控えた方がいいと言われています。
確かに、身内に不幸ごとがあったのに旅行へ行きSNSなどで楽しそうな写真などをアップすると不幸ごとがあったことを知っている人からすると、え?となってしまうかもしれません。
笑ったり幸せに過ごしてはいけないという意味ではありませんが、少し身を潜めて私達は喪に服していますと見せているのがいいでしょう。
年賀状や初詣・神社参拝はどうする?
お祝い事などを控えるべきと考えられている喪中期間ですが、年賀状や初詣などの神社参拝はどうでしょうか。
喪中期間の年賀状ですが、正月前に新年の挨拶を控える詫びを伝えるのが喪中はがきですので年賀状を送る事はできません。
新年の挨拶(年賀状)を控えるならば、神社参拝などの初詣も控えて大人しく自宅待機していなくちゃいけないよね。と、思っている方が多いと思うのですが実は神社への参拝を控えるべきなのは忌中の期間だけです。
仏教や神道などの宗教などで考え方は違ってきますが、神道では忌中は50日間とされておりそれが過ぎた後に参拝することは問題ないとされています。
ですので、初詣の時期に忌中が明けているならば喪中の間でも初詣などで神社を訪れることはできます。
喪中の範囲は何親等まで?
それでは、喪中の範囲は何親等までか皆さんご存知でしょうか?
喪中の範囲って何?と疑問に思うかもしれませんので、簡単に説明すると喪に服す範囲の事です。
何親等というのは、どこの世代までが喪に服すの?と言う事です。
実は、一般的には2親等までと考えられています。
故人との関係で、
配偶者・両親・・・約1年間(喪に服す期間)
子・・・3カ月~1年
兄弟姉妹・・・3~6か月
祖父母・・・3~6か月と関係性でも喪に服す期間が違ってきます。
皆さんの関係性はどうでしょうか?
喪に服す期間については地域などによっても違ってきますので、ご家族などに相談してみるのがいいでしょう!
まとめ
いかがでしたか?
喪に服す期間や、控えるべき事など昔からのマナーが多いですがやはり身内に不幸ごとがあったらお祝いごとなどをする気持ちにはなれません。
それでもいつかは、必ず経験するこの喪に服す喪中。
あまり経験はしたくないものですが、人間必ず経験します。
それが訪れた時に、無知では恥ずかしいので頭の片隅にでも知識として残しておきましょう!