日本女子フィギュアスケート界の期待の星、紀平梨花選手。
浅田真央さんの代名詞のようになっていたトリプルアクセルジャンプを成功し、ビジュアルもかわいらしくて注目を集めています。
今回は、紀平梨花選手のプロフィール、出身中学や高校について調べてみました。
また、今後4回転ジャンプを跳ぶ可能性などを解説したいと思います。
紀平梨花のプロフィール!中学・高校はどこ?両親や身長は?
プロフィール
氏名:紀平梨花(きひら・りか)
生年月日:2002年7月21日生まれ
出身:兵庫県西宮市出身
身長:154cm
所属:関西大学KFSC
趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞
紀平梨花選手は、フィギュアスケートの練習のために、地元西宮の上ヶ原中学校から関西大学中等部へ転校しています。
そのまま高校も関西大学高等部へ進学すると思われましたが、2018年4月にN高等学校に進学しました。
N高等学校とは、角川ドワンゴ学園が2016年4月1日に開校した通信制の高校で、NはネットのNとのことです。
授業やレポート提出をネット上でやり取りするため、学校へ行く必要がありません。
そのため紀平梨花選手は、今まで通り関大を練習拠点として、たっぷりとフィギュアスケートの練習に時間を割くことができるのです。
紀平梨花選手は、フィギュアスケートには関係ないほぼ一般的な家庭、お父さんは普通のサラリーマンとのこと。
また、お母さんは紀平梨花さんの送り迎えのため、事務職から百貨店店員に転職したのだそうです。
さらに紀平梨花さんが中学校へ入学した時に、自宅から学校までの距離が遠くなったことをきっかけに住んでいる一軒家を売却。
通学とリンクに通いやすいところに引越したそうです。
逆にお父さんは、この引越しで職場が遠くなってしまったそうですが、「子供のために頑張ります」と話しているとのこと。
フィギュアスケートは家族の協力なくして続けることはできませんから、家族ぐるみで紀平梨花選手を応援しているのですね。
紀平梨花 トリプルアクセル動画
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紀平梨花選手の2018-2019シーズン初戦は、チャレンジャーシリーズのオンドレイネペラ杯(9/20~9/24、スロバキア)でした。
ショートでは冒頭のトリプルアクセルで転倒するも、フリーでは2本しっかりと決め、シニアデビューを優勝で飾っています。
直前で、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギドワ選手が棄権してしまったため、優勝が棚ぼたでは?と皮肉る声もありました。
しかし、合計218.16点は、シニアで上位争いが出来る数字と言っていいでしょう。
オンドレイネペラ杯での紀平梨花選手の演技の動画はこちらです。
ショート
https://www.youtube.com/watch?v=QO0_9ZkdLPs
フリー
https://www.youtube.com/watch?v=Qn6vSA9-aJI
トリプルアクセルは難易度の高いジャンプなのですが、紀平梨花選手の場合はとても楽に跳んでいるように見えますね。
フリーで2本のトリプルアクセルを成功したのは、女子では浅田真央さん以来2人目です。
さらに、コンボジャンプは紀平梨花選手の方が高難度!
浅田真央さんがトリプルアクセル+2回転トーループだったのに対し、紀平梨花選手はトリプルアクセル+3回転トーループです。
紀平梨花選手は子供の頃から、バレエや体操などの習い事もしていたので、バランス感覚がよく、ジャンプにも高さ、幅がある加点が取れるものです。
今日の朝の練習のトリプルアクセルです😃
明日本番で飛びたいっ❗️
頑張ります☺️💪#FantasyonIce2018 #foi #rikakihira #紀平梨花 pic.twitter.com/8VhEVrP9DS— Rika Kihira 紀平梨花 (@rika_kihira) May 25, 2018
また、ジュニアデビューとなる2016-2017シーズンのジュニアグランプリシリーズで女子史上初となる6種類8個の3回転ジャンプを成功させ、ファイナルに進出しています。
これは、ソチ五輪において浅田真央さんが達成しているのですが、数個のジャンプに回転不足、エッジエラーなどがついていました。
紀平梨花選手はすべてのジャンプがミスなく、さらに加点がつくものでジャンプだけで言えば、浅田真央さんを超えていると言ってもいいかもしれません。
4回転ジャンプの可能性は?
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最近、ロシアのジュニア女子選手が4回転ジャンプをバンバン跳んでおり、ファンとしては紀平梨花選手にも4回転を跳んでほしいと期待してしまいます。
すでに練習はしており、4回転トーループは練習で何度も成功とのこと、ただ、今シーズンはプログラムに組み込むことはしない方向だそうです。
今は、トリプルアクセルを安定して跳ぶこと、他のジャンプでミスしないことを目標にしており、「4回転ジャンプはもっと完璧になってから入れたい、北京五輪で合わせたい」と話しています。
とはいえ、ロシアのジュニア選手は、来シーズンから次々にシニアに上がってくるのです。
長い目で4回転ジャンプへの挑戦を・・・とのんびり構えていられなくなる可能性もあります。
これは何も紀平梨花選手だけの問題ではなく、日本選手、いや、現在ロシアのシニア選手たちにも大きな影響を与えるのではないでしょうか?
高難度ジャンプはあまり若いうちから跳ぶと体に悪影響があるという考え方もありますが、ある程度の年齢になってから跳べるものでもないそうです。
オリンピックシーズンにいきなり挑戦するのではなく、その前から取り入れていくことも必要ではないでしょうか。
まとめ
フィギュアスケートの女子シングルにおいて、ジャンプの技術的進化はほぼなく、浅田真央選手だけがトリプルアクセルに果敢に挑戦してきました。
ただ、トリプルアクセルも完璧でなければ、完璧な3回転ジャンプより得点が低いこともあり、挑戦する選手はわずかだったのは残念なことです。
女子のジャンプは、後半にすべてのジャンプを跳ぶとか、ジャンプの際に腕を上げ(タノジャンプ)加点を稼ぐなど、ルールを利用したものになってしまっていたのです。
2018-2019シーズンからルールが改正され、こういった手法で加点を稼ぐことはできなくなりました。
紀平梨花選手は、浅田真央さんの意志を引き継いでトリプルアクセルに挑戦、目標としていた浅田真央さんを追い越すところまで来ています。
女子にもやっと高難度ジャンプの時代が訪れようとしている中、今世界で互角に戦えるのは紀平梨花選手だけです。
トリプルアクセルだけが注目されますが、スピンやステップでもレベル4を獲得するまでスケーティング技術も向上しています。
どんな演技を見せてくれるのか、期待度ナンバーワンの紀平梨花選手!今後の活躍を楽しみにしています。