福岡国際マラソンと聞くと、マラソンシーズンが来た!と思う方も多いのではないでしょうか?
五輪や世界陸上など、大きな国際大会の選考会として国内だけでなく海外からもトップレベルのランナーたちが集う大会でもあります。
今回は、福岡マラソンの日程やテレビ中継、招待選手などを調べてみました。
福岡国際マラソン2019日程やテレビ中継
開催日:2018年12月1日(日)
スタート:12時10分
開催場所:福岡県福岡市 平和台陸上競技場
レースは毎年、テレビ朝日系列で正午から生放送されます。
今年はまだ詳細は発表されていませんので2017年の放送内容を紹介します。
メイン会場の平和台陸上競技場では、テレビ朝日のアナウンサーが実況を担当。
解説者は、現在駒澤大学陸上部コーチで2001年福岡国際マラソン大会優勝の藤田敦史さん、そして青山学院大学の原晋監督でした。
スポーツ界でスキャンダル続発-3つの理由/原晋 #原監督のハッピー大作戦 #原晋 https://t.co/i7PEs1hmKV
— 日刊スポーツ (@nikkansports) September 6, 2018
中継車3台でレースを実況、1号車がトップグループ、2号車が後続、3号車が集団から遅れた選手を追います。
解説者は1号車が谷口浩美さん、2号車は川嶋伸次さん、3号車は実況アナのみで解説者はいませんでした。
招待選手
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2017年大会では、大迫傑(おおさこ すぐる)選手が出場し話題になりました。
2度目のマラソンながら2時間7分19秒の好タイムで全体の3位、日本人選手トップでゴールしています。
2019年も出場してほしいところですが、日本時間10月7日に行われたシカゴマラソンに出場。
日本人初の2時間5分台を記録し、日本記録を更新、賞金1億円をゲットしており、大きく報道されたのは記憶に新しいところです。
テレビ番組のインタビューで次走は東京マラソンを予定していると話しており、連続出場はなさそうです。
また、ほぼ毎年福岡国際マラソンに出場している公務員ランナー・川内優輝選手も大迫傑選手と同じくシカゴマラソンに出場しています。
ただ、川内優輝選手の場合はレース間隔が狭く、福岡国際マラソンにも出場してくる可能性はありますね。
福岡国際マラソンは例年、旭化成をはじめ、九電工、黒崎播磨など九州の実業団からの出場が多くなる傾向があります。
一般参加の参加資格ですが、大会当日満19歳以上であることが必要です。
さらにAグループはフルマラソンで2016年12月1日以降に2時間27分、Bグループは2時間35分以内の記録を出していなければいけません。
ドーハ2019世界陸上の代表選考、東京2020五輪の代表選手選考シリーズ「MGCシリーズ2018-2019」の対象レースにも選定されている同大会。
2019年大会の招待選手は10月末~11月初旬には発表される予定ですが、国内外からトップランナーが集まりそうです。
コース&交通規制
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福岡国際マラソンのコースを詳しく紹介します。
まず、Aグループのスタートは平和台陸上競技場です。1周400mのトラックを3周と350m走って競技場を出て福岡市内に走り出します。
Bグループは大濠公園をスタート、マラソンアーチ前でAグループと合流します。
選手たちは、けやき通りから警固交差点(18km)を右折して南に進路を変え、博多駅を目指します。
ここは、福岡市最大の繁華街・天神からも近いので、たくさんの観衆が沿道で選手たちを応援してくれます。
中間点(21.1km)は「日大ビル」前、例年先頭集団は大きな集団で通過しています。
次のポイント(22.7km)は博多駅、周辺には商業ビルが立ち並び、その中を通って大博通りを北へゆるやかに下って行きます。
31.6km地点は折り返し点(香椎・ハローワーク福岡東)です。
ここまで来るとトップグループも絞り込まれて、優勝争いが見えてきます。
36.5km地点の筥崎宮前では本格的にトップ争いが展開されます。
選手たちの目には入っていないとは思いますが、筥崎宮は勝負の神様なのだそうです。
折り返し前の27kmでもレースを観戦できる、おススメ応援スポットでもあります。
38km地点の千鳥橋では、激しい駆け引きが始まることが多く、過去にもここで名勝負が生まれています。
最後のポイントは41km地点の平和台交差点です。
ここを右折、その先の大手門交差点を左折すると最後の上りです。
そのまま競技場に入り1周と150mしゴールとなります。
交通規制ですが、市民マラソンと違い交通規制時間は比較的短くなります。
オリンピックを目指そうという選手たちが走るわけですから、あっという間に駆け抜けてしまいます。
例年の交通規制は、
①護国神社前~荒戸交差点:12:00~12:30
②姪浜5丁目~小戸西交差点:12:23~12:50
③浜の町公園前~平和台陸上競技場入口:14:00~15:00
となっており、通過場所によって、順次交通規制が実施されます。
また、ランナーと対向して進行する車両は、ランナーの直前の右折・転回は不可、交通規制中は、歩行者、自転車のコース横断はできません。
交通規制が解除されたあとは、交通渋滞が起こるため、当日マラソンコース付近を通行する場合は注意が必要のようです。
まとめ
大きなマラソン大会になると、大規模な交通規制もあり、地元人にとっては、少し迷惑と思う人もいるかもしれません。
しかし、福岡国際マラソンは戦後から始まった伝統的な大会、トップクラスのランナーを地元で見れるわけですから羨ましい限りです。
過去には 瀬古利彦さんや中山竹通さんなど日本人ランナーが優勝しているのですが、ここ数年はアフリカ勢の優勝者が多くなっています。
日本人優勝者といと2004年の尾方剛さんまで遡らなくてはいけません。
東京五輪に向けて、若い選手たちが台頭しており、日本人ランナーの優勝が見られるのでは?
ハイレベルなレースを制し、東京五輪代表へ前進するのは誰なのか!とても楽しみですね!