2018-2019のグランプリシリーズはジュニアは8月から開始、シニアは10月から始まります。
オリンピックイヤー後は競技を引退した選手も多く、勢力図が変わってきているのではないでしょうか。
今回はグランプリシリーズ、ファイナルの放送日程、出場選手について調べてみました。
グランプリファイナル2018日程と開催地
グランプリファイナルとは、6つあるグランプリシリーズの上位6人が出場できる大会です。
シリーズおよびファイナルの日程、開催地と出場選手は次の通りです(シニアのみ)
第1戦・スケートアメリカ(アメリカ・エバレット)
日程/2018年10月19日(金)~10月21日(日)
日本選手/本田真凜、宮原知子、坂本花織
海外選手/エレーナ・ラジオノワ、ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)、ブレイディ・テネル、ネイサン・チェン(アメリカ)など
第2戦・スケートカナダ(カナダ・ラヴァル)
日程/2018年10月26日(金)~10月28日(日)
日本選手/宇野昌磨、友野一希、樋口新葉、松田悠良、山下真瑚
海外選手/チャ・ジュンファン(韓国)、アレクサンドル・サマリン(ロシア)、エフゲニア・メドベージェワなど
第3戦・フィンランド大会(フィンランド・ヘルシンキ)
日程/11月2日(金)~11月4日(日)
日本選手/羽生結弦、田中刑事、本郷理華、坂本花織、白岩優奈、須崎海羽/木原龍一(ペア)
海外選手/カロリーナ・コストナー(イタリア)、アリーナ・ザギドワ(ロシア)ボーヤン・ジン(中国)、ミハイル・コリャダ(ロシア)、チャ・ジュンファン(韓国)など
第4戦・NHK杯(日本・広島)
日程/11月9日(金)~11月11日(日)
日本選手/佐藤洸彬、宇野昌磨、山本草太、三原舞依、宮原知子、紀平梨花、須崎海羽&木原龍一(ペア)、小松原美里&ティム・コレト(アイスダンス)
海外選手/ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)、ガブリエル・デールマン(カナダ)、マリア・ソツコワ(ロシア)など
【#NHK杯 記者会見】#宇野昌磨 #佐藤洸彬 #宮原知子 #紀平梨花#フィギュアスケート #figureskate (写真:中西祐介/アフロスポーツ) pic.twitter.com/fArJqOWwti
— スポーツナビ フィギュアスケート編集部 (@sn_figure) October 7, 2018
第5戦・ロステレ杯(ロシア・モスクワ)
日程/11月16日(金)~11月18日(日)
日本選手/羽生結弦、友野一希、樋口新葉、松田悠良、山下真瑚
海外選手/ミハイル・コリャダ(ロシア)、アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ)、ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)、アリーナ・ザキトワ(ロシア)など
第6戦・フランス杯(フランス・グルノーブル)
日程/11月23日(金)~11月25日(日)
日本選手/田中刑事、本田真凜、紀平梨花、三原舞依
海外選手/ボーヤン・ジン(中国)、ネイサン・チェン(アメリカ)、カロリーナ・コストナー(イタリア)、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)など
グランプリファイナル(カナダ・バンクーバー)
日程/12月5日(水)~12月9日(日)
男子出場選手
ネイサン・チェン(アメリカ・19)
宇野昌磨(日本・20)
ボロノフ(ロシア・31)
ブレジナ(チェコ・28)
チャ・ジュナン(韓国・17)
メッシング(カナダ・26)
(日本男子初の10勝目を達成した羽生選手は公式練習で痛めた右足首の影響で欠場となりました)
女子出場選手
宮原知子(日本・20)
紀平梨花(日本・16)
坂本花織(日本・19)
トゥクタミシェワ(ロシア・19)
ザギトワ(ロシア・16)
サモドゥロワ(ロシア・16)
例年開催されていた中国大会は、中国側から北京五輪への準備を理由に開催出来ない旨の通知あり、今年は開催されません。
この問題については、平昌五輪において中国審判が自国の選手に対する不正な採点があったとして処分されてことに対する抗議との見方もあります。
ともあれ、中国の替わりに世界選手権の開催経験のあるフィンランドでの開催が決まり安心しました。
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しかも、羽生結弦選手がフィンランド大会にエントリーしたため、盛り上がること間違いなし!です。
グランプリファイナルのルール ポイント制について
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズの上位6選手が出場する #GPファイナル は9日、名古屋市で女子フリーがありました。表彰式でメダルを掲げる(左から)2位の #マリア・ソツコワ、優勝した #アリーナ・ザギトワ、3位の #ケイトリン・オズモンド 選手です(裕) pic.twitter.com/3Bi8a0iZcA
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) December 9, 2017
グランプリファイナルに出場する選手はグランプリシーズの順位によって付与されるポイント上位6人のみです。
ポイントは次の通り。
1位:15ポイント 2位:13ポイント 3位:11ポイント 4位:9ポイント
5位:7ポイント 6位:5ポイント 7位:4ポイント 8位:3ポイント
グランプリファイナルへ出場するためには、約20ポイント(3位+4位)以上が必要です。
その年によってボーダーラインは変わりますが、2位+2位の26ポイントあれば、ほぼファイナル出場です。
ポイントが同じ場合は、出場した2大会の最高順位が高い選手が優先的にファイナルへ出場できます。
たとえば、1位と4位だった選手と、2位と3位だった選手のポイントはどちらも24ポイントとなります。
その場合は1位となっている選手がファイナル進出となるのです。
順位もポイントが同じ場合は、得点の高い選手が選出されます。
グランプリファイナル放送日程、ライストの視聴はできる?ツアーはある?
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グランプリシリーズは、シニアとジュニアそれぞれで開催されていますが、ファイナルについては同時開催となります。
開催地であるカナダ・バンクーバーと日本の時差は-16時間です。
グランプリファイナルは、毎年テレビ朝日が独占放送をしていますが、時間的にライブ放送は難しくなっています。特に日本選手がファイナルに出場する場合は、ゴールデンタイムに録画放送となります。
テレビ朝日の放送日程決定
12月 | 7日(金) | よる7時30分〜 ※一部地域を除く | 男女ショート |
---|---|---|---|
8日(土) | よる6時56分〜 | 男子フリー | |
9日(日) | よる9時〜 | 女子フリー |
(引用:https://www.tv-asahi.co.jp/figure/)
その前に結果を知りたい!リアルタイムで演技を見たい!という方はライスト(ライブストリーミング)を利用しましょう。
ライストってどうやってみるの?という方、難しいことはありません。
有名なところでは、「SPORTGOL」や「EUROSPORTS2」などですが、URLについてはフィギュアスケートファンの方がサイトで紹介してくれています。
もちろん、無料で視聴できますが、つながりにくかったりするので、始まる前に時間に余裕を持って準備しておきましょう。
また、グランプリファイナルを現地で観戦したい!という方、旅行会社がツアーを組んできます。
ただ人気により抽選になっているようです。
旅行代金は30万円超え、ただし観戦チケット代は含まれていませんが、別途オプションで申込できます。
グランプリファイナル・ジュニア出場選手
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8月からグランプリシリーズが始まっているジュニアは6戦が終了した時点(10月8日)でファイナル進出者が数名決定しています。
男子シングル
グメンニク・ピョートル(ロシア)、カムデン・プルキネン、樋渡知樹、アンドリュー・トルガシェフ(アメリカ)
アメリカ勢が3名決定、残る枠はあと2つです。日本選手では、島田高志郎選手が24ポイントで通過できそうです。
最終戦に出場予定の木科雄登選手は2位以上で出場可能、鍵山優真選手は優勝しなければファイナル進出はありません。
また、2017-2018シーズンに日本から唯一ファイナル進出を果たした須本光希選手は、1戦目で優勝するも、2戦目で5位となり20ポイント。
ファイナル出場はなくなりました。
※樋渡知樹選手は両親は日本人ですが、アメリカ生まれで国籍もアメリカです。
女子シングル
アリョーナ・コストルナヤ、アンナ・シェルバコワ、アナスタシア・タラカノワ(ロシア)、キム・イェリム(韓国)
最終戦にエントリーしているアレクサンドラ・トゥルソワ選手は、男子でも難しい4回転ルッツを跳べる選手です。
1戦目では4回転トーループ+3回転トーループのコンビネショーンを跳び、女子として初めて認定されました。
1戦目は優勝しており、ほぼファイナル進出確定と言われており、残る1枠もロシア選手の戦いになります。
2年連続で6人中5人がロシア勢となりそうです。
まとめ
グランプリファイナル常連だった選手が引退したり、ジュニアからシニアへ転向した選手も多く、勢力図が大きく変わりそうなフィギュア界。
ファイナル進出の顔ぶれもフレッシュな選手が台頭してくるかもしれません。
世界のトップ6人しか出場できない大会ですから、出場するだけでもすごいことです。
ともあれ、どの選手も応援していきたいですね。