8月18日よりインドネシア・ジャカルタで開催されているアジア版オリンピック・アジア大会。
体操競技は20日から競技が開始され、24日まで行われます。
男子体操でもっとも注目されているのが、体操界の新鋭・谷川翔選手です。
今回は、谷川翔選手の大会スケジュールや結果、プロフィール・成績などについて調べてみました。
谷川翔アジア大会の結果は?
谷川翔選手は、8月12日まで全日本学生選手権に出場し、個人、団体ともに2位と好成績を上げています。
強行スケジュールで臨むアジア大会に対し、「美しい体操を世界にアピールできるようミスなく演技したい」とコメントしています。
今大会、ライバル中国は昨年の世界体操、金、銀メダルを獲得した肖若騰選手と林超攀選手が出場します。
谷川翔選手にとっては、世界のトップレベルと戦って、どれくらいやれるのかという試金石にもなるのではないでしょうか。
個人総合結果(6種目すべてにエントリー)
つり輪:14.000
跳馬 :14.450
平行棒:14.750
鉄棒 :14.000
ゆか :14.400
あん馬:13.250
合計 :84.850
谷川翔選手は、得意のあん馬のミスが響き、4位となりメダルを逸しました(野々村笙吾選手が銀メダル)。
金メダルは、合計86.750をマークした中国の林超攀選手で、銅メダルは同じく中国の肖若騰選手で85.550でした。
※団体、種目別の結果については分かり次第追記します。
谷川翔アジア大会のスケジュール&テレビ放送は?
体操日程は次の通りです。
☆8月20日(月) 個人総合決勝/団体予選/種目別予選 TBS系列にて18:30~生放送
☆8月22日(火) 団体総合決勝 TBS系列にて15:50~18:00 18:30~生放送
☆8月23日(水) 種目別決勝(ゆか、あん馬、つり輪)TBS系列にて18:30~生放送
☆8月24日(木) 種目別決勝(跳馬、平行棒、鉄棒)TBS系列にて18:30~生放送
29日の個人総合は、団体予選、種目別予選を兼ねています。
個人総合が終了し、日本は中国に続く第2位です。
団体予選は1チーム5人のうち、各種目4人が演技をします。
予選上位3人の得点を合計して上位8チームが決勝へ進み、予選の得点は持ち越しません。
決勝では3人が演技し、3人の得点の合計で順位が争われます。
個人総合でミスのあったところは修正して団体に臨んでほしいです。
また、種目別は予選の各種目で上位8人が決勝へ進出することができますが、各国上位2人までとなっています。
種目別については、まだ出場選手は発表されていませんが、谷川翔選手はゆかで全体の3位、平行棒も高得点のことから、この2種目は出場は固いのではないでしょうか。
得意のあん馬のミスは痛いですが、別の種目でメダルを獲得してくれるのではないでしょうか。
谷川翔のプロフィールや成績は?
谷川翔選手のプロフィールは次の通りです。
谷川 翔・たにがわ かける
1999年2月15日生まれ/千葉県出身
所属:順天堂大学(2年)
153cm/52kg
出場予定種目:個人、団体
成績:2018年全日本選手権 優勝
2018年NHK杯 4位
谷川翔選手の体操の原点は、兄・航さん(順天堂大学の体操選手)と一緒に通っていたショー・コスギのアクションクラブです。
2人は、TBS系列の「うたばん」や「オールスター感謝祭」に出演し、ランドセルを背負ったまま、バック転を披露したそうです。
また、翔選手はNHKの時代劇にも子役として出演した経験もあるそうですよ!
今はイケメンですが、当時の写真や映像を観ると、とても可愛らしいので、ドラマに抜擢されるのも頷けます。
その後、谷川兄弟は船橋の体操クラブに通い、本格的に体操を始めることになります。
今年4月に行われた全日本個人総合選手権で内村航平選手、白井健三選手を破り初優勝、一躍その名を世に轟かせることになりました。
五輪を連覇している内村航平選手の全日本11連覇を阻んだのですから、日本国内だけでなく世界中から熱い視線が注がれるようになったのです。
全日本チャンピオンとなり、注目度が高まる中行われた世界選手権の選考会・NHK杯では、最後の種目・鉄棒を残してトップに立ちながら、鉄棒から落下。
4位となり、ここでの代表を決めることはできませんでした。
6月の種目別選手権でも代表に選出されず、アジア大会へ出場することになりました。
シニアの国際大会初出場となりますが、2020年東京五輪につながる活躍を期待したいです。
まとめ
谷川翔選手は将来的に、内村航平選手のようなオールラウンダーに成長する素質を持った選手です。
目標とする「美しい体操」を極め、アジア大会をステップに世界に飛躍してくれると思っています。
個人総合は4位となりメダルは逃しましたが、シニア初出場としては上々の成績です。
続く、団体で自身が目指すミスのない演技をして種目別につなげてほしいところです。